出版社内容情報
セックスレス、不倫、女性の性意識、セクハラ……誰にも聞けない性をめぐるあれこれが、医師、作家、AV俳優や社会活動家らのコメントやインタビューなどと読者の赤裸々な投稿で炸裂! 朝日新聞人気連載書籍化。
朝日新聞「女子組」取材班[アサヒシンブン ジョシグミ シュザイハン]
著・文・その他
内容説明
セックスレス、不倫、セクハラ…みんな“エロ”に悩んでる!語られなかった“女たちの性の本音”がここに。朝日新聞人気連載、待望の書籍化。酒井順子氏×村山由佳氏特別対談収録。田房永子氏漫画収録!
目次
第1章 セックス(ごぶさた47%どう思う?;どうして拒むの? ほか)
第2章 不倫(許されぬ恋 私の気持ち;夫よりカレ 不倫のワケ ほか)
第3章 女の性意識(性意識知らず知らず;性の対等なんて無理 ほか)
第4章 セクハラ(#MeToo声を上げて;「私も」の声次々 ほか)
第5章 「したい人」「したくない人」―日本の女のセックス事情、百年前から現代まで 特別対談 酒井順子氏(エッセイスト)村山由佳氏(作家)(百年たっても「したい」が言えない日本の女たち;非情で無情の「卒業顔」 ほか)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あっか
77
ちょっと人前では読みにくいタイトル&表紙だけれど、物凄ーーーく意義深い1冊です!セックス(レス含め)、不倫、女性の性意識、セクハラをテーマに朝日新聞読者からの投書が中心に掲載。色々な価値観、立場からの意見があって自分も夫婦関係を改めて考えたし、今後の将来訪れるかもしれない葛藤に思いを巡らすこともできた。とかく夫婦間でしたい、したくないが合わない話は切ない…かと思えば60代、70代で婚外恋愛を楽しんでいる方々の話には素敵だなあと思ったり。女性からだけじゃない、男性からの素直な意見もあるのが貴重です。2019/07/17
空猫
31
読メで知り。朝日新聞の連載だった、いたく真面目な話。レス、不倫、女の性意識、セクハラについて一般人の投稿に専門家の意見を交えた内容。男と女に意識のずれがあるのは周知だろうが、それよりもこういう悩みや問題に対して同性からも共感を得られない時はやっぱりより辛いよね。結局相手ありきでも、まずは自分の意識から、という当たり前の結論になってたけれども。子どもの性教育や女性の生理の話と共にオープンになってきているのはたぶん良い傾向だと思う。東京オリンピックで革命は起こるのか?、楽しみだ。2019/08/28
ケー
28
「女たち」とサブタイトルにはあるが、男性も読んだ方がいいと思う。今まで新聞というメディア形態ではあまり語られることのなかった「性」についての連載をまとめたもの。「性欲」「不倫」「男女の意識のすれ違い」「セクハラ」など、取り上げられるトピックはあまりオープンにはしづらい。しかし、より良い生を得るためにはどこかでオープンにして語り合い、改善していかなければならないもの。これが安直な好奇心ではなく、きちんとしたファクトや読者からの投稿とともに書籍化された意義は大きいと思う。2018/11/05
山猫
21
新聞連載記事に加筆。「診察室」でも「相談所」でもなく「保健室」というところにこの本の本質が現れている。 非常に真面目に「家庭」における「性」について、論考していたのに、第5章のおかげでぶち壊しである。なぜ、こんなものを付け足したのか、理解に苦しむ。2019/06/24
あこ
19
朝日新聞企画。読者の皆さんから寄せられた投稿。当たり前だけど人の数だけ性の悩みがある。夫婦間のセックスレスについてはどれも切実。70代まで男女共に現役の時代なんだな。女性だけでなく男性の投稿もある。AVがセックスのお手本になってしまっている現実。本書の中でAV女優がAVと実際のセックスは、仕事とプライベートのように切り離して考えてと語っておりその内容に説得力がある。最後の酒井順子さんと村山由佳さんの特別対談はクスクス笑わせていただきました。2019/07/21