冷泉布美子が語る 京の雅・冷泉家の年中行事

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冷泉布美子が語る 京の雅・冷泉家の年中行事

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  • サイズ A5判/ページ数 239p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784087831474
  • NDC分類 288.3
  • Cコード C0095

内容説明

正月、節分、お節句、お花見、七夕―。私たちが何気なく迎えている年中行事がよくわかります。

目次

第1部 四季折々冷泉家の年中行事(12月 事始め―新春を迎える準備;1月 お正月―新しい年を寿ぐ;2月 節分―福は内、福は内、鬼は外;3月 桃の節句―女の子の幸せを願って;4月 お花見―花を愛でては一首詠む ほか)
第2部 冷泉家800年“和歌の家”のこと(冷泉流の和歌のこころ;阿仏尼に支えられて;“一子相伝”―なほ幾千代の栄えいのらむ;私のこと、京都のこと;二十一世紀に向かって)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mayu

5
以前テレビで冷泉家の二星の行事を見かけて興味があり、読んでみました。行事の紹介もとても興味深いのですが、著者の布美子さんが戦後の混乱の中、本来継ぐべき長男を失ってしまった家をどのように守り抜いたかが、落ち着いた、でもしみじみと心にしみる言葉で語られていて、歌の家の感受性の深さを感じました。税金が払えず、役人に責めたてられるというくだりは、誇りを持って文化を守ってきた家人が本当に気の毒で、戦争は戦火が器物や人命を損なうだけでなく、人心をも失わせてしまうという恐ろしさを感じました。和歌も少し勉強したいです。2015/07/26

coco.

4
冷泉家とは、百人一首の撰者である藤原定家や藤原俊成を輩出してきた和歌で有名な一族だ。本作では、冷泉家24代当主の夫人である冷泉布美子さんが、実体験談を交えながら冷泉家の年中行事を月毎に紹介してくれる。カラー写真が多く、教科書で何度も見た星の行事の写真の詳細以外にも、公家屋敷の間取り図なども貴重だ。風流な事に関しては、一家はほぼ雅楽を嗜めるだけあってやはり一流。厳格に守られていた毎日のお供え、生活そのものが神社での一日と同格であり、しっかり先祖を「神様」としてお祀りしていたのには、驚愕した。2013/02/27

コギコギ555

1
読み終えて思ったこと。『冷泉家は大変』に尽きる。しきたり、慣習、行事云々これは止めたくても止められない、ある種ループに近いものなのだろうと。でも、こういう選ばれし『家』によるそれら継承もやっぱり必要なわけで...。となると、当事者の方々のご苦労を察するに頭が下がる思いもした。ただし、一子相伝による継承がすでに途切れているというのはちょっとびっくり。いずれにせよ、このレベルのモノ、コトに関しては文化庁とかその辺ももっともっと支援すべきなような気がした。2017/03/28

あおい

0
もう、ここまできたら伝統を守り続けてやろうじゃないかい~と、思わねばやってらんないでしょうね、と思ったわぃなんとなくなんだけど。。。2021/01/09

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