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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みのゆかパパ@ぼちぼち読んでます
21
児童虐待という問題の深刻さと同時に、それを救おうとしている人たちの努力や、彼らが直面している問題点が示されており、問題を解決していく上で何が必要かをしっかりと考えさせる。昨今のニュースを見ると、2003年に出版された本書の中身が古くなったと言い切れず、まだまだ一部の人たちの献身的な努力に多くを頼らざるを得ないのが実態ではないだろうかと思わされる。この問題にもっと光が当たり、虐待を受けている子どもたちを社会としてしっかりと支えることができるようになるために、本書が多くの人に読まれることを望んでやまない。2012/09/15
アイアイ
20
子殺しの父親の弁護士、児童福祉施設、自立支援ホームの職員、児童精神科医と大人の目線で被害児童とその家族をみていく。むごい、火傷の損傷と虐待死亡解剖の遺体写真が描かれたイラストに顔が歪む。近隣の住人が虐待ではないかと通報が相次いでるのは今も変わらず、 施設から子供を連れ帰って殺したり、親は子供の所有物だという社会の認識も変化がない。この作品は、子供を残虐に殺した父親が懲役5年の判決を言い渡されるシーンから始まるが 最後までショックな内容だ。▽図書館2017/05/15
ミナコ@灯れ松明の火
4
生まれてきたことに対するどうしようもならない怒り。やるせない。療法の解説まで書かれていて役立った。2009/01/06
ミリエ
3
読むと辛そうな本で、ずっと避けてきましたが、かつての恩師が登場人物の1人らしいと知り、この巻だけ読んでみることに。やっぱり辛いけれど、誰もが知っておくべき事であり、現実だと感じる。ささやななえ先生の画力も、作品のテーマにあっていて、強く訴えかけるものとなっている。2010/06/23
烏鳥鷏
3
痛々しい。虐待される、という状態から解放されてもそれでなにもかも解決するわけでもないんだな。2010/01/31