出版社内容情報
禁門の変に破れた長州藩は、下関戦争、長州征伐と、内外の弾圧を受けながら、「政府再生」への道を歩みだす。全12巻、毎月順次刊行。
内容説明
朝敵の汚名を着た長州は、四国艦隊との交戦にも敗れ、存亡の危機に立たされた。藩論確立を目指して奔走する高杉晋作、伊藤俊輔、井上聞多ら長州の若き志士たち。自国に利益を誘導したい列強。“大割拠”を模索する勝麟太郎、西郷吉之助、桂小五郎らの先覚の人士。各々の信念がぶつかりあい、歴史は大きく転回する。
著者等紹介
大佛次郎[オサラギジロウ]
明治30(1897)年、横浜市生まれ。本名・野尻晴彦。長兄は英文学者の野尻抱影。大正10(1921)年、東京帝国大学政治学科を卒業後、鎌倉高等女学校(現・鎌倉女学院高等学校)教師となったが、翌年外務省条約局勤務(嘱託)に。13年、大佛次郎の筆名で「隼の源次」、ついで「鞍馬天狗」シリーズ第一作「鬼面の老女」を発表、作家活動をはじめる。幅広いテーマとスタイルで多くの作品を手がけた。昭和48(1973)年4月30日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- 西村陽吉 新短歌叢書