出版社内容情報
2023年NHK朝ドラのモデル、牧野富太郎。
この男、天才学者か借金王か!?
「こんだけ評判が分かれる男はめったにおらんぜよ」
土佐史談の名手・谷是が土佐弁丸出しの臨場感で語り下ろす怒涛のエピソード「世界のマキノ」94年の生涯。
貧乏学者は、いかにして世界的植物学者になったのか。
秘蔵の牧野の肉声音源もプラスし、これまた土佐出身の名物編集者・谷村鯛夢が書き留めた。
「多面体」レジェンドのリアル――それは、ファンタジーでも偉人伝でもない――「人間・牧野富太郎」伝。
【カバーそでから抜粋】
学会から圧迫され、裕福な酒造家の実家をつぶし、
借金まみれになるも、なぜか協力者が現れる。
貧苦の連続なのに、なんだか明るい不思議な物語。
【著者紹介】
谷是(たに・ただし)語り下ろし
昭和14年高知県高知市生まれ。高知大学卒。高知新聞社支社長、高知史談会副会長、高知市教育委員会歴史講座講師などを歴任。高知の歴史に関する講演を多数行う。
谷村鯛夢(たにむら・たいむ)
昭和24年高知県室戸市生まれ。同志社大学卒。女性誌の編集者の後、出版プロデューサー、日本エッセイストクラブ会員、俳句結社「炎環」同人会会長ほか。
内容説明
花の精・牧野富太郎の、好きなことだけやり尽くした94年を土佐史談会のレジェンドが語り下ろす。学会から圧迫され、裕福な酒造家の実家をつぶし、借金まみれになるも、なぜか次々と協力者が現れる。貧苦の連続なのに、なんだか明るい不思議な物語。
目次
第1章 「乳母日傘」の少年
第2章 植物を師匠として
第3章 青雲の志を抱いて、東京へ
第4章 壽衛との出会いと人生の暗転と
第5章 壽衛と富太郎の貧乏物語
第6章 牧野富太郎を助けたい
第7章 昭和天皇が「牧野は元気にしておるか」と
著者等紹介
谷是[タニタダシ]
昭和14(1939)年高知県高知市生まれ。高知大学文理学部卒。高知新聞社入社後、東京支社副部長、高松支社長などを歴任。この間、「牧野富太郎のすべて展」他を主導。『高知県人名事典・新版』編集委員。退社後、土佐史談会副会長、高知市文化財保護審議会委員などを歴任
谷村鯛夢[タニムラタイム]
昭和24(1949)年高知県室戸市生まれ。同志社大学文学部卒。女性誌の編集に長く関わった後、出版プロデューサー、日本エッセイストクラブ会員、俳人協会会員、現代俳句協会会員、俳句結社「炎環」同人会会長、中浜万次郎国際協会監事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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