遺言未満、

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087816938
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

その時、何を見て何を想い、どう果てるのか。
空は蒼く広がっているのだろうか。
風は感じられるのだろうか――

齢76。作家、ときどき写真家が
カメラを抱えて迷い込んだ
"エンディングノート"をめぐる旅17。

「ぼくなどはもうとうに"死亡適齢期"に入っていたのだ」。
お骨でできた仏像、葬祭業界の見本市、元路上生活者の人の共同墓、海洋散骨……。
超高齢化社会日本で白熱する「よき逝き方」をめぐる現場に、カメラを手に接近し考えた3年間の"エンディングノートをめぐる旅"。
世界中を旅してきたなかで、異なる習俗、宗教の向こう側の生と死を見、体感してきた。何度も死にそうな目にもあったけれど、今、初めて、本当に真剣に「自分の仕舞い方」と向き合ったシーナが見出した新たな命の風景とは――。
作家生活40年を越え、約290タイトルを上梓してきた著者新境地の、静かなる一冊。

【目次】
「死」を知る生物
念願のお骨佛をおがみに
家のいのち
遺骸と地獄好き
四万十川での死
孤立死はいやだ
身のまわりの「死」のことなど
多死社会を迎えうつ葬祭業界
遺言状と死にそうになった話
葬列の記憶
鳥葬へのあこがれ
東京のイスラム教モスクに行く
墓のない国
ハイテク納骨堂の周辺
骨を喰らう。骨を撒く
遺言未満
八丈島の海へ~あとがきにかえて

【著者略歴】
椎名 誠(しいな まこと)
1944年、東京生まれ、千葉育ち。東京写真大学中退。「本の雑誌」初代編集長。流通業界誌編集長を経て79年『さらば国分寺書店のオババ』でデビュー。89年『犬の系譜』で吉川英治文学新人賞、90年『アド・バード』で日本SF大賞を受賞。「怪しい探検隊」シリーズ、『岳物語』『大きな約束』『家族のあしあと』等著書多数。監督映画に『白い馬』(日本映画批評家大賞最優秀監督賞)等。

内容説明

空は蒼く広がっているのだろうか。風は感じられるのだろうか―その時、何を見て、何を想い、どう果てるのか。齢76。作家、ときどき写真家がカメラを抱えて迷い込んだ“エンディングノート”をめぐる旅17。

目次

「死」を知る生物
念願のお骨佛をおがみに
家のいのち
遺骸と地獄好き
四万十川での死
孤立死はいやだ
身のまわりの「死」のことなど
多死社会を迎えうつ葬祭業界
遺言状と死にそうになった話
葬列の記憶
鳥葬へのあこがれ
東京のイスラム教モスクに行く
墓のない国
ハイテク納骨堂の周辺
骨を食らう。骨を撒く
遺言未満

著者等紹介

椎名誠[シイナマコト]
1944年東京生まれ。千葉育ち。東京写真大学中退。流通業界誌編集長を経て『さらば国分寺書店のオババ』で執筆業に。『岳物語』『犬の系譜』(吉川英治文学新人賞)『アド・バード』(日本SF大賞)等著書多数。監督映画に『白い馬』(日本映画批評家大賞最優秀監督賞)等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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starbro

213
久々の椎名 誠です。死や葬儀に纏わるエッセイ、著者も70代半ばなんですね。私も無宗教・無神論者なので、著者に共感出来る内容が多かったです。世界の地理、宗教、文化で葬儀にこんなに違いがあるのは不思議が感じがします。私が死んだら、ルーツの信濃川もしくは日本海に散骨してもらうのが好いかも知れません。 https://books.shueisha.co.jp/items/contents.html?isbn=978-4-08-781693-82021/01/16

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

79
(2024-102)【図書館本】人間の死と葬儀に纏わる話。椎名隊長76歳の時に執筆した本。世界各地を怪しく探検して来た椎名も自分の死と言うものを改めて考える年代になったのだなぁと感慨深い。葬儀に関する考え方はその土地によって変わり、チベットの鳥葬やインドの水葬、タイのようにそもそも墓が無いという国もある。日本でも古来からの「お墓」にこだわるのではなく自然葬を希望する人が増えているという。椎名さんも八丈島の海に散骨してもらいたいそうだ。私もそういうのが良いなぁとも思う。★★★★2024/07/31

TakaUP48

55
「人間は自分はいつか死ぬ、ということを知っているが、その他の生物は知らない」。今回も、色々な葬儀の話が書かれている。大阪の一心寺の人骨で作られる仏像の”お骨佛”には驚いた。イタリアの骸骨寺もあるが、こちらの方が手が込んでいる。映画「四万十」から人の生死も自然の消長も一緒を感じる。団塊の世代の死亡適齢期から、2030年問題が…。最近の「喪中につき~」葉書では、故人の年齢がほとんど90代。葬儀の見本市で、仏衣を着たマネキンがズラッと並んで立っているのにはビックリ!やがて、遺影も3D で立体的になるという。2021/11/10

あつひめ

33
椎名さん、初読み。とても考えさせられる…というか「死」のあとの選択肢の多いことに驚いた。というより、今まで見ないふりをしてきたのだと思う。「死」は必ずやってくる。日にちや死に方が決まっているわけではい。私は今まで夫に看取ってもらうつもりだった。まさか順番が変わるとは。だから、葬儀にしても夫が望んだとおりできたかどうか定かではない。あの世で会えたら聞くしかない。2030年なんてもうそこだ。世の中の変化についていけるだろうか。家族にきちんと自分の始末や仏壇のことも記録して迷惑を掛けないようにしなくては。2024/07/01

つちのこ

32
シーナさんも76才。講演会に何度も足を運ぶくらいのずっと昔からのファンなので、著者が世界各地を駆け回り、エネルギッシュに活動していた頃が懐かしい。いかに頑健な著者にも老いは確実にやってきたようだ。本書に綴られたのは著者の死生観よりもどちらかというと世界各地の葬送の実態に頁数を割き、漠然とした死への思いから海への散骨といった【理想の最期】を語っている。前著『ぼくがいま、死について思うこと』と併読してみて、誰もが経験するであろう死に向き合うことへの覚悟を、ほんの少しだが読み取れた気がした。2022/05/31

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