大人のカタチを語ろう。

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大人のカタチを語ろう。

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  • サイズ B40判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087816709
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

――今のままじゃダメなんだ。ガキのままでいいわけがない。真の大人になるために、少しきついことも言うが、大人のカタチを語ってみよう。――
大人になりたい人々、大人になりきれない者たちへ、作家・伊集院静が、成長するため、生きていくために必要な「カタチ」を示すエッセイ集。

仕事、男と女、出逢いと別離、喧嘩、親と故郷、金とギャンブル、神の存在……。さまざまな人生の局面で岐路で、何を考え何をなすべきか。
作家自身が「苦節、修羅場、絶望の中で見つけたもの」と表現する「大人のカタチ」が、ときに厳しくときに優しく、読む者の心に響く言葉で、語るように綴られる。
週刊プレイボーイで大好評だった連載を大幅に加筆修正、再構成してまとめた、伊集院静の最新エッセイ集。

<目次>
第一章 「大人のカタチ」とは何か
第二章 男と女の話
第三章 別離と親について
第四章 「故郷」の引力
第五章 喧嘩の作法
第六章 「金」、この厄介なもの
第七章 ギャンブルの快楽
第八章 麻雀、底知れぬ魅力ある遊技
最終章 神の存在と祈り

<内容>
仕事とは、人間が生きるためにある
死ぬくらいならさっさと別の場所で生きろ
三年、ひとつのことを続けよ
「苦しくても、先頭集団に居続ける」精神がすべて
男振りが上がった大人を女が放っておくはずがない
男も女も、つながることを望んでいる
他人を見染めた場合は素直にその感情を伝えよ
別離のない出逢いはない
別離の理由を考えるな
考えないで済むのが親と子の関係
故郷は自分のもので、自分だけのものでしかない
自分を見つけられる土地に出会えたら、そこで生きよ
喧嘩はひとりでやる
喧嘩は「始末」が大切
金のために命まで預ける人間になるな
金を持てば人は傲慢になる
「ギャンブルのフォーム」体得が肝心
「負ける」ことで、自分の欠点、弱さがわかる
「見」こそがギャンブル上達の秘訣
目的は「金」だけでなく、「快楽」でもある
重要なのは「記憶」である
勝負事は、先んじた者が勝つ
一発逆転はこのうえなく難しい
神の存在を信じるか
「死」の前ではすべてが同価値でしかない
「永遠」とは獲得できるのか
ただ祈ることが、神を存在させるのか

内容説明

今のままじゃ、ダメなんだ。真の大人になるために、大人のカタチを語ってみよう。大人になりたい、大人になりきれない者たちへ―生きていくために必要な「カタチ」を示す珠玉のエッセイ!

目次

第1章 大人のカタチとは何か
第2章 男と女の話
第3章 別離と親について
第4章 「故郷」の引力
第5章 喧嘩の作法
第6章 「金」、この厄介なもの
第7章 ギャンブルの快楽
第8章 麻雀、底知れぬ魅力ある遊技
最終章 神の存在と祈り

著者等紹介

伊集院静[イジュウインシズカ]
1950年山口県防府市生まれ。立教大学卒業後、CMディレクター、作詞家、コンサート演出家などを経て、1981年、『皐月』で作家デビュー。2016年、紫綬褒章を受章。主な受賞歴:1991年、『乳房』で第12回吉川英治文学新人賞受賞。1992年、『受け月』で第107回直木賞受賞。1994年、『機関車先生』で第7回柴田錬三郎賞受賞。2001年、『ごろごろ』で第36回吉川英治文学賞受賞。2014年、『ノボさん 小説 正岡子規と夏目漱石』で第18回司馬遼太郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

166
伊集院 静は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。何時もながらの伊集院 静節のエッセイ、あまり新鮮味はありません。著者が、神の存在を信じているとは思いませんでした。成人式を18歳にするか20歳にするかの議論がありますが、ほとんどの人間が幼稚化していることを考慮すると、大学卒業して社会人になる22歳でも良いかも知れません。2020/01/19

breguet4194q

112
私と著者はウマが合わない。世間的な常識から人生観まで、何一つとして賛同できるものがありませんでした。過去に他の著作を読んだ時も今回と似た様な感覚でした。納得できた箇所と言えば、人間国宝の彫金師による、仕事に対する姿勢を紹介した場面。これとて著者の主張ではないです。残念でならないです。2022/06/08

ハチ

18
伊集院さんの綴るエッセイをずっと読み続けているけど、微妙に伊集院さんの考えが変わってきている風に感じる。以前のエッセイは僕みたいな若造からみても「イキってるなあ」「見栄張ってるなあ」ていうシーンが散発していたのが揮発した。消えた。その差分を感じながら大人のこしらえ方に、思いを巡らせるしっとりとした読書時間となった。2019/12/06

tetsubun1000mg

15
男女の事、死別別離の事、お金の事、ギャンブルの事、麻雀の事など、いろんな人が人生で悩みそうなことをテーマに伊集院静氏が語っていく。 スタートは冗談ぽい感じで書き進められるが、だんだんと本気で書いておられるのが伝わってくる。 テーマがテーマだけにまともに考えて答えられたように感じる。お金の事については個人的にも同じ気持ちで、ネットやTVに出てくるIT長者は品が無い感じがします。 退院後に執筆を再開されたようで良かった。 氏の著作は小説だけではなくエッセイも大変好みです。2021/05/12

かん

14
この人のエッセイ、毒もあり優しさもあり大好きです。長い文章でないのに心に響くものが多いです。今の世の中仕事はお金のために働くわけだけど。仕事の本質はそこじゃなくて本来人間が生きるための活動だということ、定年退職してからでないと気付かない人多いんだろうなあ。2020/02/02

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