出版社内容情報
通販で買わない、携帯を持たない、不要なつきあいをしない……など、さまざまな経験を経て、健康で快適、日々の小さな楽しみを大切にする生活のために「しないこと」のリスト。心地よい暮らしのヒント。
群 ようこ[ムレヨウコ]
著・文・その他
内容説明
決めつけず、縛られず。自分なりの取捨選択で、身軽でラク、豊かな暮らし。心地よい日常を呼ぶヒント満載エッセイ。
目次
通販
携帯電話
化粧
ハイヒール
手帳
結婚
言葉
ポイントカード
クレジットカード
後回し
SNS
必要のない付き合い
女性誌
捨てすぎること
カフェイン
自分だけは大丈夫と思うこと
著者等紹介
群ようこ[ムレヨウコ]
1954年東京生まれ。日本大学藝術学部卒業。広告会社などを経て、「本の雑誌社」勤務の傍ら、1984年にエッセイ『午前零時の玄米パン』を刊行。同年に同社を退職し専業作家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゃちゃ
114
タイトル『しない。』の句点に群さんの潔さを感じる。彼女は「小学生の頃から白旗を揚げ続けている人生」を送ってきたという。人生を勝ち負けで決めるものではないが、勝ち続けることよりも負ける(勝たない)ことの方が、時に幸せをもたらすこともある。彼女が言うように「失礼がないように断る」術を身につけて、自らの快不快の身体感覚や感情に素直に従って生きることはできないものだろうか。世間の常識という見えない縄からするりと抜け出て、「ノー」と言える自然体な生き方…。言うは易し、行うは難し。でも、やっぱり憧れるなぁ。2018/09/11
ででんでん
111
群さんに、すべて共感できるわけではない。しっかりとした、物へのこだわりなど、到底ついてはいけないし…。しかし「結婚」の章での「自信を持って世の中の基準に対して、ノーといえる人生もいいと思うのである」「人は、する、しないを選べる」にはとても共感する。現代の日本の社会の中だから、それが可能なんだという部分を忘れてはいけないとは思うけれど。どなたかがおっしゃっていた、「自由に好きなものを読み、自由にそれについて意見を言える」ことの幸せ。そして、いつも群さんの文章は読みやすい。2019/05/16
やっちゃん
103
失礼ながらおばさんなのに今風な考え方ができる稀有な人。どのテーマについても本質をついていて、説教くさくも胡散臭くもなく気持ちよく読めた。かつ感情ではなく男性的に理屈でものを考えるのでおじさんでも共感できる部分が多かった。バスタオルはいつも首に巻いて寝ます。2023/01/05
Kei
75
正論といえば、正論。かたくなといえば、かたくな。成功した自営業者ならではの、しない、でもあるので、一般人が全てあてはまるとは限りません。好き好きもあるしね。ただ、激しく共感したのは、自分だけは大丈夫と思うこと!知らず知らずに、大丈夫、って思ってる。根拠もないのにね。反省!(笑)2018/09/11
くろにゃんこ
53
エッセイです。作者がしないことのあれこれ。私もしてないものもあれば、しているものも・・・それぞれが必要ならばすればいいものですね。さらさら~っと読了。2018/10/22