美女の正体

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  • サイズ B6判/ページ数 233p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087816006
  • NDC分類 159.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

美の門番を自認する耽美派カメラマンがついに解明した「美女のひみつ」

なんの不自由もないような美女がひそかに抱える苦悩とはなにか。
胸を張って外へ出かけるちょっとした心もちとはなにか。
なぜ男性は、あんな見え透いた手を使う女性にコロリといってしまうのか。

ファッション誌の表紙やグラビアなど20年を超えるキャリアを美女の撮影に捧げてきた著者が、冷静に女性を見つめて到達した全女性へのエール本。
女優たちのエピソード、文化・芸術論を駆使し、
姿かたちの美しさだけではなく、生き方や内面からの「本物の美」を語る。
年齢は関係なし。読んだ人からどんどん美しくなり、何万人にひとりの美女であるかのように自信がつく!

●美女のグラデーション
●山口小夜子という混戦
●残念な美女たち
●美しいからモテるとは限らない
●「きみには隙がない」と「母という強敵」
●貪欲であるほど洗練されるというパラドクス
(目次より一部抜粋)




下村 一喜[シモムラカズヨシ]

内容説明

美の門番を自認する耽美派カメラマンが、20年超の撮影を通して発見した美女のひみつ。実名で登場する女優たちのエピソードと文化・芸術論とがスリリングに交錯し、「日本の美女論」を語り倒す。年齢不問、全女性へのエールがここに!なんの不自由もない美女が抱える悩みとは?美しくないのにモテる女性が持つ宝とは?いくつになっても美しい人はどこが違う?美女を知りつくした著者渾身の256ページ!

目次

美女のグラデーション
僕の生い立ち
山口小夜子という混線
美しいからモテるとは限らない
モデルは時代の美のうつしかがみ
女は全員、比較されている。ならばどう逆手にとるか
まわりが思うほど美女は幸せではない
残念な美女たち
ファッションはお金で買える人格
美女になりたかったら、練習すること〔ほか〕

著者等紹介

下村一喜[シモムラカズヨシ]
1973年、兵庫県宝塚市に生まれる。多摩美術大学在学中、21歳より写真家として活動を開始する。同大学卒業。渡仏後、フランスの「madame FIGARO」誌と契約し、また日本人写真家として初めて伝説的カルチャー誌、イギリスの「THE FACE」の表紙を飾るなどヨーロッパで活躍する。帰国後、国内外の広告や雑誌の表紙、CDジャケット、そして映像分野ではCMやPVの監督も務める。2014年には宝塚歌劇団100周年記念作品「エリザベート」「ロミオとジュリエット」「ベルサイユのばら」の総合ヴィジュアルを担当する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

出世八五郎

30
美女は男なら誰でも好きだろうが、その美女を崇拝するゲイ写真家が語った美女論。女だけでなく男の生き方にも参考になるものが多い。容姿だけでなく生き方や態度そのものまでも美になる。夏目漱石の三四郎で美禰子が『我は我が咎を知る。我が罪は常に我が前にあり・・・』という台詞を言うが、生まれながらの美女はそれに束縛される。しかし、流行り廃りの美しさに実体はない。美は空。つまり、各自の美を磨けとなる。司馬遼太郎の文に『男を磨く』とあるが、女も男も大変だ。ぐ~たらではいられない・・・2017/04/24

たまきら

24
写真が「私は美にひれ伏しているゲイよ!」と叫んでいるのがおかしくて手に取りました。あはは、やっぱりね。美への深い服従は本物です。写真はすべて素晴らしく美しく、被写体を理想化しています。そして美への定義が興味深い。美は呪いでしかない人もいるのですが、美を逆手に取り、利用するパワーのある美しい人たちを観察する後ろめたい快楽は自分も経験済み。自分も宝塚歌劇団の映像の仕事をしていたことがあるので、年代が違ってお会いしたことがないのが残念。ちなみに自分の日本人「美女」の概念、この人と良く似ていてニヤリ。面白かった。2016/06/28

Kei

21
綺麗な人は大好き。最近、またビビアン.リーの古い映画を観ましたが、うっとり〜。ただ、現実の美人の正体は、中の方が努力して、中の上になって、ガッツリ幸せかな?(笑)余談ですが、今日TVを観ていて、詐欺でタイで捕まった60代の女性!日本の男の人が好きそうな感じですよね。私は一生無理〜。(笑)2017/04/08

魚京童!

19
頑張ってる人って綺麗だよね。2017/05/22

GX

15
先日、NHK 「スィッチインタビュー」に岩下志麻と出演されていました。”男が求めるのは「安心できる女」”だとしたら、そこに求められる、女の美しさとはどんなものなのでしょうね?”キレイと呼ばれる時は短すぎて”、その時を過ぎれてからの方が、人生は、はるかに長いので、そこからが勝負ですよね。以前、山口小夜子の映画を観て、最後まで、自分の新しい姿を模索し続けた姿に感銘を受けたことを思い出しました。コミュニケーション能力がとても大事になることもよく分かりました。これって、他の仕事・場面でも、絶対に必要ですよね。2018/12/23

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