政岡憲三『人魚姫の冠』絵コンテ集

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政岡憲三『人魚姫の冠』絵コンテ集

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  • サイズ B5判/ページ数 160p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784787274090
  • NDC分類 778.77
  • Cコード C0074

出版社内容情報

1930年代、日本のアニメーション業界でいち早くセル画を導入し、さらには本格的なトーキーアニメーションの制作に取り組み、名作『くもとちゅうりっぷ』(1943年)を作り上げた政岡憲三。「日本アニメーションの父」と呼ばれ、戦後は後進の育成などに力を注ぎ、アニメーション制作から遠ざかったとされていたが、晩年に温めていた構想があった。それが幻のアニメーション作品『人魚姫の冠』である。



『アンデルセン童話集』の「人魚姫」から着想を得た『人魚姫の冠』。政岡自身の手によるその絵コンテやデッサンをフルカラーで所収して、どのような構想から『人魚姫の冠』をアニメーション化しようとしたのかも解説する。



日本アニメーション史上、きわめて貴重な資料の全貌を明らかにする。



映画監督・高畑勲による「わたしにとっての政岡憲三さん」も所収。

内容説明

名作『くもとちゅうりっぷ』を作り上げ「日本アニメーションの父」とも呼ばれる政岡憲三。彼が晩年にアニメーション化を構想した『人魚姫の冠』の絵コンテやデッサンをフルカラーで所収して、日本アニメーション史上、きわめて貴重な資料の全貌を明らかにする。

目次

はじめに―政岡憲三とは?(萩原由加里)
政岡憲三『人魚姫の冠』絵コンテ
『人魚姫の冠』の絵コンテを読み解く(萩原由加里)(『人魚姫の冠』とは;『アンデルセン童話集』を手がかりに―ストーリーと設定を知るヒント;絵本を手がかりに―さらなるストーリー展開のヒント;時代考証―政岡が求めた「珍しさ」と「美しさ」を読み解く;政岡による独自の物語;なぜ人魚姫は昇天できたのか?―「エロス」と「アガペー」の葛藤;あとがきにかえて)
わたしたちにとっての政岡憲三さん(高畑勲)

著者等紹介

政岡憲三[マサオカケンゾウ]
1898年生まれ、1988年没。1930年代から40年代にかけての漫画映画業界で活躍し、現在では「日本のアニメーションの父」と呼ばれている。戦後は日本動画社の設立にも関わり、森康二らを育てる。アニメーションを離れた後は、挿絵画家として活動する。代表作は『くもとちゅうりっぷ』(1943年)

萩原由加里[ハギハラユカリ]
1979年生まれ。立命館大学文学部史学科一貫制博士課程日本史専攻卒業。立命館大学大学院先端総合学術研究科表象領域修了。京都精華大学、甲南女子大学ほか非常勤講師。著書、共著などもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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鈴木誠二

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老いてなお衰えぬ創作意欲。エロスへの探求の姿勢がホントにスバラシイ! 政岡さんが東映動画に『人魚姫』の構想をかつての同僚に話に来た後のリアクションを高畑勲さんが解説で書いている。これまた貴重な証言! 参考文献に『特撮秘宝』があるのも個人的に嬉しい! 絵コンテやラフポーズなど自分で描いた日付を残しているのも政岡さんの生真面目さ故なのか。昔、高山文彦さんに「政岡さんの『人魚姫』の絵コンテ(多分コピー)を斎藤(格)くんが持っているんだよ」と聞いていたが、ちゃんと編集協力にクレジットされていた。流石です高山さん!2018/02/18

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