原発の、その先へ―ミツバチ革命が始まる

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  • サイズ B6判/ページ数 197p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087815030
  • NDC分類 778.7
  • Cコード C0036

出版社内容情報

原発なき世界を、我々はどう創っていくのか
私たちの生活と地続きとなっている原子力の内実、そしてそこから抜けていく考え方や具体的な方法を、著者自身が取材や対話を通じて出会ったスウェーデンや日本の、具体的事例を交えて伝える。

内容説明

内部被ばく、原発再稼働、放射能汚染…今、いのちの革命を起こそう。映画『ミツバチの羽音と地球の回転』の監督が伝える、新しい世界の作り方。

目次

第1章 ヒバクシャ 世界の終わりに(始まりは医療の問題から;湾岸戦争から七年後のイラクで出会った子どもたち ほか)
第2章 六ヶ所村ラプソディー(原発 ハンフォード 六ヶ所村;フラットな視線 ほか)
第3章 ミツバチの羽音と地球の回転(『六ヶ所村ラプソディー』のその後;出口を探して ほか)
第4章 映画と共振する人々(経済の原理と生命の原理;命を大切にする思想 ほか)

著者等紹介

鎌仲ひとみ[カマナカヒトミ]
映像作家。早稲田大学卒業後ドキュメンタリー制作の現場へ。90年初作品『スエチャおじさん』監督、文化庁助成を受けカナダ国立映画制作所へ。93年からNYにてメディア・アクティビスト活動。95年帰国、フリー映像作家としてテレビ番組、映画を監督。2003年ドキュメンタリー映画『ヒバクシャ 世界の終わりに』以降、2006年『六ヶ所村ラプソディー』、2010年『ミツバチの羽音と地球の回転』の3部作で被曝と原発の問題を追う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とよぽん

25
こんなに前向きに、人権問題や地域社会の生活、エネルギー問題を考えている映画監督が、素晴らしいドキュメンタリー映画を制作していたこと、全く知らなかった。命を脅かす原発に反対するだけでなく、その先、じゃあどうする? ということを模索し、行動している人たちが増えている。彼女の映画の波及効果だ。印象に残った一文「50年も政権与党にあった自民党の根幹の政策が、一次産業の弱体化と地域の人々の『根こぎ』にあったと私は思っています。」映画3部作を、ぜひ観たい。2019/07/26

オカヤン

5
筆者が、映画、六ヶ所村ラプソディの監督だと後で知った。これも映画の話だけれどまだ、見れていない。 これからは地域での小規模な経済の復興が重要というところに、勇気づけられた。自分に何ができるか。省エネ、自然エネルギーの利用、正確な知識と実践、人とつながる。。自分にとって大切な一冊。2018/03/03

かっぱ

5
被害者である人達みずからが、自分達の被害を否定することで、加害者になり得るという構図があることを知った。また合成の誤謬によって、ひとりひとりが良かれと思ってやっていることが、結果として、全体的には悪い方向に進んでしまっていることがあるということも。「一色に塗りつぶされたメデイアのステレオタイプの中に、もう一度ナチュラルな色を取りもどしていく作業」を行っている鎌仲さん。2012/10/24

ほんよむしばいぬ

3
鎌仲さんが撮られた3部作にまつわるお話と作品に込められた思いが綴られている。 反原発運動の中で何度も言われてきた「これはイデオロギーの問題ではなく、生活の問題」というくだりは311以降の自分と照らし合わせてみて大きくうなずけるところ。原発という大きなものに対して無力感が先行しがちだけれども諦めず一歩一歩進んでいきたい。2013/05/10

ひげおやじ

3
映画「ミツバチの羽音と地球の回転」が見たくなった。2012/10/13

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