出版社内容情報
選ばれた12人の戦士たちが命を賭けて戦い、優勝者一人のみがどんな願いでも叶えることができるという「十二大戦」。生き残り、願いを叶える者は誰か…!? 衝撃のバトルロイヤルノベル、ここに登場!!
内容説明
猛り、殺し、涙する。その戦いに勝利した者は、どんな願いでもたったひとつだけ叶えることができる―殺し殺される戦士たちの物語。
著者等紹介
西尾維新[ニシオイシン]
1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』で第23回メフィスト賞を受賞し、デビュー。漫画原作者としての著作もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハッシー
180
西尾維新の壮大な世界観は流石だ。ジャンケンのような三竦みで膠着状態の描き方がうまい。強さよりも戦略で勝つバトル展開は読んでいて楽しい。2017/08/07
starbro
147
最近、西尾維新の毒に犯されてきた気がします。単発作品、十二支および十二という数字に拘ったバトルロイヤル戦争ノベル、一気読みしました。キャラクター設定や中村光のイラストを考えると小説よりもアニメの方が向いているかな?2015/06/20
ひめありす@灯れ松明の火
89
十二支の由来も十二時間耐久ウルトラマラソンしかもスタート地点もスタートのタイミングもそれぞれ、みたいな!ではあるのですが、こちらはバトルロワイヤル。きび団子変わりの黒い宝石。たった一つの願いをかけての大戦。アンフェアである事がフェアである西尾節。まあ神様のやる事なので、対外滅茶苦茶ですよね。オチは本家本元に習って一番最後に出てくるあれが一番神様に近かったという話です。私は卯年なので、ウサギをやっぱり応援したかったんだけどあの戦い方は応援できない…。お友達にナリタクナイヨー。エヴリバディクラップユアハンズ!2015/08/09
優希
82
ざっくり言えば、選ばれた12人の戦士たちによるバトルロイヤルノベル。キャラ設定などは西尾維新作品ならではのものがありますね。優勝すると願いが叶うという「十二大戦」。ただひたすら戦闘場面だけで読ませるというのは流石としか言いようがありません。キャラに特別思い入れをすることもなく、淡々と読めるので、誰彼構わない勝ち負けも気にならない感じです。暇つぶしにサクッと読むのに最適なラノベというところでしょうか。2017/08/15
流言
78
能力バトル✖️バトルロイヤル✖️中村光。要素だけ述べてしまえば陳腐にも映るが、中村光の画力と西尾維新の筆力で瞬時にキャラを立たせては呆気なく殺すというスタイルが噛み合ってバトルロイヤルにありがちな冗長化を避けて一冊の中できれいに収まっている。途中後日談と噛み合わないシーンがいくつもあって首を捻っていたら最終章でそういうことか! と感心した。『ねずみさん』はありそうで類例の思いつかない意外な能力だが、百回告白して百回袖にされたエピソードを聞いてしまうと見た目ほどには便利な代物じゃないんだと感心してしまった。2015/05/23
-
- 和書
- 山その日この人 〈上〉