内容説明
「死にたい」のではない。「よりよく生きたい」からうつになる。「医師と薬だけでは、治らない」―うつ病体験のある精神科医とジャーナリストが、本当に回復するうつ治療を探求。
目次
プロローグ
第1章 精神科医に頼るだけでは、うつ病は治らない
第2章 抗うつ薬だけでは、うつ病は治らない
第3章 うつ病患者だって、働いていい
第4章 治療は病院の外でするもの
第5章 うつは「克服しよう」と思わないほうがいい
第6章 うつだからこそ、よりよく生きることができる
エピローグ
著者等紹介
蟻塚亮二[アリツカリョウジ]
1947年生まれ。弘前大学医学部卒。精神科医。85年から97年まで弘前市の藤代健生病院院長。うつ病と二回の大腸癌を体験。2004年に沖縄に移住。現在、沖縄県「ノーブルクリニックやんばる」所長、健康文化村クリニック顧問。日本精神障害者リハビリテーション学会理事。かつて東京五輪水泳強化選手
上野玲[ウエノレイ]
1962年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。ジャーナリスト。大学在学中よりフリーランスライターとして週刊誌などに寄稿。35歳でうつになり、現在も治療を続けている。うつ発症以来、うつに関する取材、執筆を重ね、全国各地で「うつ会」を開き、講演なども積極的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Akio Kudo
2
★★★★ なかなか勉強になる対談集だった。うつ病は心の風邪というのは罪作りだなと感じる。2021/01/18
のほほん堂
2
📖「必読本」。でも🏥医学的な章には誤り多し。♿当事者目線ではすっごくいいことが書いてある。●「一番望ましいのは、患者さんが💊薬の処方を書けるようになること」●「良い精神科医は(略)話をよく聞いてくれる医師。それに尽きる」●「患者会のような当事者の集まりを持つことは、絶対に必要」●「精神科医にできることは1割ぐらいで、残りの9割はカウンセリングなり、ソーシャルワーク」●「総医療費の3割も薬品に(略)日本くらい(略)カウンセリングを保険対象にできる」●周囲の人は『つらかったら、いつでも話しかけてね』 2019/09/30
にゃーぷー
2
混ぜたら薄まったって感じがした。2013/02/27
いわこ
1
それなりに納得するとこはある2011/01/01
零戦隼人
1
参考になった。2011/08/10