内容説明
映像の情報処理に関する内外の理論/モデルを、認知心理学の観点から体系化。
目次
第1部 「映像心理学」序論
第2部 「ワーキングメモリ理論」に基礎を置くモデル
第3部 「処理資源理論」に基礎を置くモデル
第4部 「事象の構造化理論」に基礎を置くモデル
第5部 「基準理論」に基礎を置くモデル
第6部 「文脈効果の理論」に基礎を置くモデル
第7部 「音楽の認知理論」に基礎を置くモデル
著者等紹介
中島義明[ナカジマヨシアキ]
早稲田大学人間科学学術院教授、大阪大学名誉教授、文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nox
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映像に関連した心理学に関する理論と実験が載っている。研究レベルの心理学は人間の認知や情報処理を扱うのか。まあ思えばこれらは心理の動きだからさもありなん。人間が映像刺激を受けた時の色々な心理的効果が面白かった。プライミング効果や人間の認識スタイルなど、理論を知っていると自分の認知を何となくこういう風なんだなと認識できる。これはメタ認知ってやつなのかな。映像と音楽の不一致が符号化の独立を促すのは興味深い。逆に印象に残ったりはしないんだな。心理学の様々な研究が載っていてとても勉強になった。2023/04/27