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内容説明
なぜかあの人には逆らえず、いつも言いなりになってしまう…。
それは他人を操って支配する「マニピュレーター」かもしれない。
ふだんは優しさの仮面をかぶり、時に激情的にふるまい、人を攻撃し、あるいは甘い言葉で丸めこむ。
罪の意識を持たず、自分を通すためには手段を選ばない。
理不尽な彼らの行動になぜ毅然と逆らうことができないのか?
誰にもわかってもらえない「心の暴力」の正体をとらえ、自分の身を守るすべを臨床心理学者が教える。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gonta19
121
2019/4/1 Amazonより届く。 2019/4/5〜4/7 現在、まさにこの手の同僚との闘い?に忙殺されていて、ネットニュースでこの本の紹介を観て、これだ!ということで購入。今問題の人は、ここで書かれているほど、巧妙ではないが、その分、逆に厄介な感じ。後半、対策が書かれていたが、結局相手の変化に期待してはいけないんだな。辛い闘いだ。2019/04/07
ehirano1
95
「マニピュレーター」、クズ選手権なるものがあるとすれば間違いなくベスト4の常連(笑)。おそらくそのスキルは先天的で且つ、テクニックが多彩。これはもうある意味「天才」の類とも言えそうです。こんなクズ(=マニピュレーター)も、カウンターインテリジェンスの世界では一転して適材適所として大活躍するのではないかと思いました。つまり、一般ピープルはクズ(=マニピュレーター)とは闘ってはいけないということでもあるのではないかと。2024/01/31
ちくわ
42
随分前の話になるが…こんな怖ろしい題名の本を購入したのは、会社で後輩に相談されたから。同じ職場の人がとにかく怖いそうで、助けてください…と言う切実な悩みだった。助けたいが適切な対応策を持ち合わせていなかったので、自分なりに本書で勉強したのをよく覚えている。他人を支配したがる側の分析がメインだが、後輩のようなターゲットにされ易い側の分析もあり、両側面から考え対応する事で幾らか解決への道筋は見えた。また丁度社内でコンプラが整備され始めた事もあり、後輩の悩みは解決に至った。 ただ意外なほど身近で怖さを覚えた。2024/04/29
こも 旧柏バカ一代
37
難しかった。キツかった。そして、自分自身にもこの特徴がある事に愕然とした。猫の例え方が凄くわかりやすかった。確かにそんな感じだわ。。2020/09/28
テツ
26
ぼく自身は全ての他人の在り方にほとんど興味がないので(言動や思想信条含めて)顔色を伺う的な精神の動きはほぼないのだけれど、他者に対してそうしなければならないように仕向けることが既に支配の第一歩なんだなあと解った。他者からコントロールしようとする香りが漂ってきたときにすぐに気づけるような注意力があれば、そこで与えられるストレスもかなり緩和するんだろうな。自身の最愛の相手ならともかく、そうではないどうでもいい他人に支配されるような屈辱的なことが起きないように、力強く誇り高く在って欲しい。2021/07/10