無音―忌み語を紡ぐ町

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無音―忌み語を紡ぐ町

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087754780
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

那月がD県十櫃町に帰ってくるのは、14年ぶりのことだった。電車から降りた瞬間、背がひやりとした。この町には忌み語が多い。たがい違い、アカンボ、くっつく……そしてタカシマサキ。那月が中学時代の同級生の名、鷹島咲も忌み語のひとつだった。彼女の死を皮切りに原因不明の自殺が続いた事実と、その葬儀で聞いたおかしな声を今でも忘れられない。「ひーい」……この世のものとは思えない、その声を。いちばんの気がかりは再婚相手の名字になり、娘の名前が「タカシマサキ」になったことだ。忌み語なんて迷信。そう思おうとしても、あの声が今でも聞こえてくる。「ひーい」……。
娘の異様な言動が増え、いつしか笑顔が消えた。夫の不在、母の呪詛、元夫のモラハラの記憶、どんどん大きくなるお腹……この町は私を追い詰める。「ひーい」……。
呪いは、暴走する――。

【著者プロフィール】
櫛木理宇(くしき・りう)
1972年新潟県生まれ。2012年『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞・読者賞を、 同年、『赤と白』で第25回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。他の著作に依存症シリーズ、『死刑にいたる病』『氷の致死量』『虜囚の犬』『鵜頭川村事件』『少年籠城』『死蝋の匣』『ふたり腐れ』『七月の鋭利な破片』『鬼門の村』『氷河期のゴミ』など多数。


【目次】

内容説明

那月がD県十櫃町に帰ってくるのは、14年ぶりのことだった。電車から降りた瞬間、背がひやりとする。この町には忌み語が多い。たがい違い、アカンボ、くっつく…そしてタカシマサキ。那月が中学時代の同級生の名、鷹島咲も忌み語のひとつだった。彼女の死を皮切りに原因不明の自殺が続いた事実と、その葬儀で聞いたおかしな声を今でも忘れられない。「ひーい」…この世のものとは思えない、その声を。いちばんの気がかりは再婚相手の苗字になり、娘の名前が”タカシマサキ”になったことだ。忌み語なんて迷信。そう思おうとしても、あの声が今でも聞こえてくる。「ひーい」…。娘の異様な言動が増え、いつしか笑顔が消えた。夫の不在、母の呪詛、元夫のモラハラの記憶、どんどん大きくなるお腹…この町はわたしを追い詰める。「ひーい」…。呪いは、暴走する―。

著者等紹介

櫛木理宇[クシキリウ]
1972年新潟県生まれ。2012年『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞・読者賞を、『赤と白』で第25回小説すばる新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

144
ダメ、ダメ・・私のダメな方の櫛木理宇。カバーイラストだけでわかるのに手にしちゃった。『背筋も凍る櫛木ホラーの真骨頂』帯のまんまです。怖い。。音とか匂いとか、空気とか・・櫛木理宇の世界がここに。いつにも増して『音』が凄い。これを待ってた!って読み友さんはいるよね。さあ、どうぞ。思い切り浴びて感じてくださいませ。2026/08/31

ちょろこ

120
病みホラーの一冊。映像では決して観たくないかも。先ずこの表紙を眺めているだけでこちらが病んでしまいそうな感覚が怖い。主人公の那月が14年ぶりに帰ってきた故郷は忌み語が取り巻く地。しかも自分の娘の名前が忌み語の一つになってしまったことで不安感と恐怖が彼女を蝕んでいく。日に日に増す娘の異様な言動、夫との不協和音。妊娠中のナーバスな時期も相まって、身も心も病んでいく姿はこの先待ち受けるものを想像するには充分な怖さ。そしてホラー櫛木さんは言葉にもインパクトがある。くっつく、たがい違い…忌み語の意味。これはキツい。2026/09/04

星群

83
最近注目してる櫛木さん。んー、今作はイマイチ馴染めませんでした。まず、装幀からして不気味なんですが、その不気味を全面的に押してて、んー。。まぁ、私ならこんな土地で住むのは絶対嫌ですが、そんな中での妊婦生活はストレス大ですね。ただ不気味で、よくわからない読書時間になりました。2026/10/03

yukaring

70
終始不穏な空気が漂い、正体不明の怪異に恐怖するTHEジャパニーズホラー。「アカンボ、たがい違い、タカシマサキ…」口にしてはいけない“忌み語”が多く存在する町、十櫃町。那月は夫の転勤で子供時代を過ごしたこの町へ戻ってきた。しかし再婚で娘の名前が「タカシマサキ」になってしまった事が気がかり。妊娠中で不安定な彼女を取り巻く微妙な人間関係や幼い娘との不和。謎の耳鳴りと「ひーい」という不気味な声、次第に追い詰められていく那月と周囲で起こる死の連鎖。絶望的な状況からどう戦うのか?後に引く余韻にもゾッとさせられる1冊。2026/09/27

ゆみねこ

66
こ、怖い…!忌み語を口に出してはいけない町。D県十櫃町に14年ぶりに帰ってきた那月を襲う恐怖。娘の異様な言動、妊娠中の那月に起こる不可解な出来ごと。そして十櫃町の方言は、もろ地元の言葉。さすが櫛木さん、新潟出身ならではですね。沢山に「ふっとつ」のルビ!いやあ、我が町には忌み語はないよね?ひーい…😱2026/09/08

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