黒い肌のサムライ―信長との短き日々

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黒い肌のサムライ―信長との短き日々

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087754773
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

ヤスフェが見る空はいつも暗かった。
イエズス会の巡察師・ヴァリニャーノ付きの奴隷として来日したヤスフェは己を殺し、身を小さくして生きていた。織田信長に弥助という名とともに召し抱えられ、奴隷から小姓となっても。周囲の嫉妬や好奇の視線にさらされ、孤独は癒されることはない。それどころか、弥助は、狂気ともいえる行動を続ける主君へ、恐怖と疑念しか抱くことができなかった。
だが、森乱丸が止めるのも聞かずに、まっすぐに疑問をぶつけるうちに、信長の本質、胸中にある苦悩を知る。生まれて初めて芽生えたのは、「仕える気持ち」――それは奴隷時代に感じていた服従ではない。少しずつ人間としての心を取り戻し、信長に共感すら覚えるようになったのだ。信長もまた、彼の純真さに打たれ、本心を明かすようになる。
弥助は、日本の空がどこまでも青く美しく感じた。

「ウエサマ、いっしょに世界を見ましょう」

【著者プロフィール】
吉川永青(よしかわ・ながはる)
一九六八年、東京都生まれ。横浜国立大学経営学部卒業。二〇一〇年「我が糸は誰を操る」で第五回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞。改題した『戯史三國志 我が糸は誰を操る』で翌年デビュー。一六年『闘鬼 斎藤一』で第四回野村胡堂文学賞、二二年『高く翔べ 快商・紀伊國屋文左衛門』で第一一回日本歴史時代作家協会賞(作品賞)を受賞。著書に『誉れの赤』『治部の礎』『裏関ヶ原』『ぜにざむらい』『乱世を看取った男 山名豊国』『家康が最も恐れた男たち』『戦国・江戸ポンコツ列伝』『華の蔦重』など多数。


【目次】

内容説明

ヤスフェが見る空はいつも暗かった。イエズス会の巡察師・ヴァリニャーノ付きの奴隷として来日したヤスフェは己を殺し、身を小さくして生きていた。織田信長に弥助という名とともに召し抱えられ、奴隷から小姓となっても。周囲の嫉妬や好奇の視線にさらされ、孤独は癒されることはない。それどころか、弥助は、狂気ともいえる行動を続ける主君へ、恐怖と疑念しか抱くことができなかった。だが、森乱丸が止めるのも聞かずに、まっすぐに疑問をぶつけるうちに、信長の本質、胸中にある苦悩を知る。生まれて初めて芽生えたのは、「仕える気持ち」―それは奴隷時代に感じていた服従ではない。少しずつ人間としての心を取り戻し、信長に共感すら覚えるようになったのだ。信長もまた、彼の純真さに打たれ、本心を明かすようになる。弥助は、日本の空がどこまでも青く美しく感じた。

著者等紹介

吉川永青[ヨシカワナガハル]
1968年、東京都生まれ。横浜国立大学経営学部卒業。2010年「我が糸は誰を操る」で第五回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞。改題した『戯史三國志 我が糸は誰を操る』で翌年デビュー。16年『闘鬼 斎藤一』で第四回野村胡堂文学賞、22年『高く翔べ 快商・紀伊國屋文左衛門』で第一一回日本歴史時代作家協会賞作品賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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金吾庄左ェ門

8
奴隷の身から織田信長に見出され小姓として仕える事になった黒人のヤスフェこと弥助。当初は自由の身になれないのかとクサりますが、自身を人間として見てくれた信長と接する事で、そこから人間・織田信長を見る事が出来ます。読めばわかりますが、天下人と奴隷は何かの共通点があるのかも知れません。弥助の指導役でもある森乱丸も、親切なのか意地悪なのかよくわからないキャラですがいい味を出しています。信長と弥助、互いを知る事はできたのでしょうが、共に過ごす時間はあまりにも短すぎました。2026/05/29

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