内容説明
香港のビジネス界で、企業乗っ取り屋として名を馳せるマダム九龍ことナオミへ届いた脅迫メール。彼女が買収したテーマパークでのテロの予告だった。やがて、日本でも似た手口の事件が発生する―。真実を知ることが復讐への第一歩なのか。三十余年を経た白骨死体とともに明かされる真実とは?香港、ニューヨーク、日本を舞台に描く愛憎ドラマ。
著者等紹介
高野裕美子[タカノユミコ]
1957年北海道生まれ。立教大学文学部仏文科卒。海外エンタテインメント小説を中心とした翻訳業のかたわら、執筆活動へ入る。第三回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した「サイレント・ナイト」(光文社)で、2000年3月に小説家デビュー
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感想・レビュー
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makimakimasa
2
図書館で発見。タイトルと表紙がカッコ良いので借りてみた。香港とNYと日本平(静岡)と安曇野(長野)が舞台。テーマは企業買収、新興宗教、児童虐待、等々。前半はなかなか面白く読み進めたけど、後半から色々腑に落ちない部分が出てきて、何となくもやもやした感じで読了。圭介の行動原理が一番理解出来なかった。有希子の幼少期のエピソードなども読んでて気分の良いものでは無く、暗い気持ちになった。あと全体的に人物描写、キャラの作り込みが足りない気がする。特に氷室の様な脇役。悪くない作品だけど、何となく惜しい。2014/11/21
nokiko
0
香港にいきたいから借りてみた ありがちなヒロインでもうちょっと スリリングでもよかったかも 2015/05/07
bino
0
予想以上に面白かった。 すぐ前に『火天の城』を読んだのですが、同じくらい良かった^^2010/01/27
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- 和書
- 弥栄三次元 数霊