内容説明
「オレだって、まだまだイケる」(定年間近の雇われ社長)、「ここはあたしの居場所じゃない」(デザイナー志望の腰掛けOL)。共通点ゼロの男女が、同じ職場で働いたら?注・恋愛小説ではありません。
著者等紹介
冨士本由紀[フジモトユキ]
1994年『包帯をまいたイブ』で第7回小説すばる新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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もーちゃん
8
秀一郎にイラついた。ページ数も少ないし、サクッと読み終える事が出来るけど、得られるものなし。ラストは希望が持てそうなのが救いか。2013/05/23
にま
4
左遷の上、子会社の社長になっている男、秀一郎。デザイナーの夢に破れ、無為に生きる女、乃絵。イマイチな読後感ですが、あえて言うと、お互いに思うところがあって、それがかなり行き違っているところが面白かったかな。でも、どうも感情移入がしにくい話でした。2009/07/12
青豆
3
出会うはずない二人、つまり圏外同士がふとした事で出会う。それを必然ととるか偶然ととるのかで話は大きく変わる。中年男の妄想が何とも哀れ2013/06/03
ゆかるりら
2
デザイナー志望の若い女性の乃絵と、食品会社の子会社社長で定年直前の秀一郎。普通に生活していれば圏外同士な二人の話。秀一郎が余りにも身勝手で、気持ち悪い(笑)やっと最後にそんな自分に気付けたのが救いかな。2020/09/24
にこ
2
ところどころに、いいなと思う文章があります。まぁ普通かな。☆☆2012/06/29