西安の柘榴

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  • サイズ B6判/ページ数 192p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087747058
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

北京の富裕層、北朝鮮国境の町の骨董屋、ウイグルの無花果売り、回族のファースト・フード店など、さまざまな中国の現在を描く短篇集。

著者等紹介

茅野裕城子[チノユキコ]
東京生まれ。青山学院大学フランス文学科卒。きものモデル、女優、女性誌記者、トラベル・ライターなどを経て、北極から南米まで旅を重ねた末、90年代、中国語と文学を学ぶため、北京に留学。以降、急激な変化を遂げつつある中国を描きつつ中国語圏作家との交流も続ける。著書『韓素音の月』(すばる文学賞)など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小春

1
中国の現代小説はなかなかお目にかかれないので、残念だなあと思ってましたが、日本人の書くものというがあったんだ、と嬉しくなりました。ちょっと幻想的な所も良かったです。2017/05/21

しろくろ

1
中国人のスタッフが加わったので、最近の日本人が書いた中国の話。東洋史をちゃんと履修してなかった事が改めて悔やまれる。2015/02/04

パヤパヤ

1
こちらは純然たる短編集。個々の作品があつかう土地と民族も、なかなか公に認知されたり語られたりしにくい、有り体に言えばいろいろな土地の少数派に属する人たちの((高麗人(中国系朝鮮人のコミュニティで暮らす中央アジアの朝鮮人)、NYで女性性のみを武器にせざるを得ない中国人女優、激動の中国内で少数派であるウイグル族、等々)生活のあり方と行方を活写する佳作。「オリーヴのために」や表題作の「西安の柘榴」など忘れがたい名作であり、中国の実態をフィクションの強みを十全に使い見事に記録している。2009/12/04

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