内容説明
新発見と秘話の数々で読み解く「昭和」。日本文学の全ての知性を結集。
目次
第1章 大正から昭和へ―近代を物語る言葉(加藤周一;井上ひさし;小森陽一)(明治天皇の死;戦争と大震災と大逆事件 ほか)
第2章 谷崎潤一郎と芥川龍之介―「昭和」を見た者たち(中村真一郎;井上ひさし;小森陽一)(恵まれた出発;江戸下町の文化 ほか)
第3章 志賀直哉―「小説の神様」の実像(阿川弘之;井上ひさし;小森陽一)(小説の神様と呼ばれて;『志賀直哉』をめぐって ほか)
第4章 プロレタリア文学―弾圧下の文学者たち(小田切秀雄;島村輝;井上ひさし;小森陽一)(「プロレタリア文学」の時代;プロレタリア文学との出会い ほか)
第5章 横光利一と川端康成―「新感覚派」の旗手(川端香男里;保昌正夫;井上ひさし;小森陽一)(二人の生誕百年;新感覚派と『文芸時代』 ほか)
感想・レビュー
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無識者
15
高校の現代文の先生が文学史の授業をめちゃくちゃ詳しくやってくれたが、あんちょこ本として、伊藤整の日本文壇史とこの本をあげていた記憶があったので古本屋で見つけて購入。この座談会に登場する人は左の人のダメなところをよく把握していて面白かった。阿川弘之は文章に結構うるさい人の印象を受けたが、彼の書いたきかんしゃやえもんが教科書検定でかなり表現を変えられてしまったことに対してなにか発言してないのか気になった。2017/09/25
猫またぎ
4
第1章 大正から昭和へ――近代を物語る言葉――/加藤周一 第2章 谷崎潤一郎と芥川龍之介――「昭和」を見た者たち――/中村真一郎 第3章 志賀直哉 ――「小僧の神様」の実像――/阿川弘之 第4章 プロレタリア文学――弾圧下の文学者たち――/小田切秀雄 島村輝 第5章 横光利一と川端康成――「新感覚派」の旗手――/川端香男里 保昌正夫2023/08/13