氷砂糖

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  • サイズ B6判/ページ数 257p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087744743
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

女が見る夢、犯す罪。日常にひそむ愛と残酷。孤独な女たちの心の暗闇を描く7編。心のくらがりに迫る作品集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミーコ

53
短編集ですが、胸が苦しくなる様なお話が多かったです。「氷砂糖」は え?人違い? なのに、それは酷い❢ 1番 印象に残ったのは「蜘蛛」介護と言う他人事ではない内容だけに胸が詰まる様な気持ちになりました。昔はレディースの頭だった杏子ですが、1人で母親の介護をして頭が下がる思いで読みました。胸の内の感情 分かる気がします。蜘蛛がウジャウジャが頭の中に浮かびゾワゾワ・・・(汗) 「ひとさらいの夏」と「亜種幻想」は最後ヒヤリ❢ どの話もザラザラとした後を引く感じ・・・ でも癖になるかも?2017/07/29

スノーマン

18
うわー不穏!(笑)でも何か全体に漂う文学的というか上品さ。不思議な魅力で、もっとこの人の作品を読みたくなった。歪んだ人間のオンパレードだったけど、どこか自分にも分かるような部分もある。強いていうなら『蜘蛛』が一番後味が良かったかな。『ひとさらいの夏』はタイトルが好き。しかし内容はそんなに好きではない(笑)タイトル勝ち。2018/08/15

zakuro

7
「ひとさらいの夏」が文庫で話題なので表題作収録のこれを見つけて借りてみた。最初の「氷砂糖」が良かったので期待して読んだが、他はみななんだか結末に向かって筋がフラフラするようで今一つ。「コンドル」の夫婦はセリフ回しや描写からどう考えても熟年にしか思えないのに夫40才と妻34才とかイメージしにくかった。あと、『ヴィデオ』とか『リヴィング』とかちょいちょいカタカナの表記にこだわる理由が不明だった。2017/05/04

青豆

7
ふとした瞬間に生まれる黒い思いをひんやりと冷たい文章で書いた作品2013/09/19

ちゆきち

6
共感できない話ばかりで、困惑中。どの主人公も嫌いだった。2017/10/04

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