出版社内容情報
昭和41年。地方の資産家楡家の当主がゴルフ中に心筋梗塞64才で逝去。親族しかいない法要が屋敷で執り行われるがそこで殺人事件が起こる。長女と孫(早死にした長男の子)がヒ素で死んだのだ。調査を進めると、殺された長女の婿養子の弁護士のポケットから、ヒ素をいれたチョコレートの紙片が発見された。
「わたしは犯人ではありません。あなたはそれを知っているはずです――。」
無実にもかかわらず「自白」して無期懲役となったその弁護士は、事件関係者と「往復書簡」を交わすことに。「毒入りチョコレート」の真犯人をめぐる推理合戦は往復書簡の中で繰り広げられ――、やがて思わぬ方向へ「真相」が導いていく――。「このミステリーがすごい!」2021年版 国内編(宝島社)と「2021年本格ミステリベスト10」国内ランキング(原書房)で堂々7位のW受賞作品。A.バークリーの『毒入りチョコレート事件』をオマージュとした本格ミステリ長編。
内容説明
地方の資産家・楡家の当主が64歳で急逝。屋敷で行われた身内しかいない法要で、長女と孫が死亡。長女の婿養子である弁護士のポケットからヒ素の付いたチョコレートの銀紙が発見された。自白して無期懲役となった元弁護士は、事件関係者と往復書簡を交わすことに。「僕は犯人ではありません」。書簡の中で繰り広げられる「毒入りチョコレート」の真犯人をめぐる推理合戦。やがて真相が思わぬ方向へ―。
著者等紹介
深木章子[ミキアキコ]
1947年東京都生まれ。東京大学法学部卒。元弁護士。60歳を機に執筆活動を開始、2010年に「鬼畜の家」で島田荘司選第3回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞。『衣更月家の一族』『螺旋の底』がそれぞれ第13回・第14回本格ミステリ大賞(小説部門)候補、『ミネルヴァの報復』で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)候補に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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