おやすみの歌が消えて

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おやすみの歌が消えて

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  • サイズ B6判/ページ数 394p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087734959
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

小学校に、「じゅうげき犯」がきた。おにいちゃんが死んだ。
ママもパパも、もうぼくを見ない――


「パン パン パン」
小学校に、銃声と叫び声が鳴り響く。あの日から、全てが変わった。

ザックの兄で10歳のアンディは、「じゅうげき犯」に殺されて死んだ。
母は「おやすみの歌」をもう歌ってくれないし、父も様子がおかしい。
ひとりになったザックは、アンディのクロゼットを自分の秘密基地にする――

アメリカで多発する銃乱射事件をいとけない6歳の子供の視点から描く、
人間の悲しみと優しさ、家族の絆の物語。

【著者略歴】
リアノン・ネイヴィン Rhiannon Navin
ドイツのブレーメンで育つ。広告エージェント業界で働く中でニューヨークに渡り、結婚したのちに退職。現在はニューヨーク郊外で、3人の子供と夫、猫2匹犬1匹と共に暮らしている。デビュー作である本書「Only Child」はアメリカでの出版権をめぐって高値で取引され、そのほか世界16ヵ国で版権を取得した。

越前敏弥
1961年生まれ。文芸翻訳者。東京大学文学部国文科卒業。著書に『文芸翻訳教室』(研究社)『翻訳百景』(角川新書)など。訳書にダン・ブラウン『オリジン』(KADOKAWA)、同『ダ・ヴィンチ・コード』(角川文庫)、E・O・キロヴィッツ『鏡の迷宮』(集英社文庫)、『世界文学大図鑑』(三省堂)、キャロル・ボストン・ウェザーフォード作/ジェイミー・クリストフ画『ゴードン・パークス』(光村教育図書)など。

<目次>
1 じゅうげき犯が来た日
2 戦いのきず
3 イエスさまと本当に死んだ人たち
4 お兄ちゃんはどこ?
5 ルールなしの日
6 オオカミ人間の遠ぼえ
7 空のなみだ
8 さいごのふつうの火曜日
9 黄色の目玉
10 あくしゅ
11 ひみつ基地
12 たましいにも顔がある?
13 ここにいちゃいけない
14 どこへ行ったの?
15 目が見えない人と歩くこと
16 あふれた赤いジュース
17 気持ちを表す紙
18 本当になったこわいゆめ
19 お通夜
20 ジャンボ・ツイン・ロール・トイレットペーパー・ホルダー
21 戦いの合図
22 さよなら
23 ころしの目つき
24 ぼうでヘビをつつく
25 幸せのひけつ
26 ニュースを作る
27 ニュースをぶちこわす
28 トリック・オア・トリート
29 雪とミルクシェイク
30 ハルク
31 いっしょに使う
32 はげしいいかり
33 もう生きていけない
34 きょう感
35 学校へ
36 あらし
37 感しゃ祭
38 こぢんまりと
39 思いがけないおくり物
40 わかれ
リアノン・ネイヴィン[リアノン ネイヴィン]
著・文・その他

越前 敏弥[エチゼン トシヤ]
著・文・その他

内容説明

「パンパンパン」小学校に、銃声と叫び声が鳴り響く。死者十九名。あの日から、全てが変わった。ザックの兄・アンディは「じゅうげき犯」に殺された。母は毎晩のおやすみの歌を歌ってくれないし、父も様子がおかしい。ひとりになったザックは、アンディのクロゼットを自分の秘密基地にする―アメリカで多発する銃乱射事件を、いとけない六歳の子供の視点から描く、衝撃の長編小説。人間の愛と喪失、家族の絆の物語。

著者等紹介

ネイヴィン,リアノン[ネイヴィン,リアノン] [Navin,Rhiannon]
ドイツのブレーメンで育つ。広告エージェント業界で働く中でニューヨークに渡り、結婚したのちに退職。現在はニューヨーク郊外で、3人の子供と夫と共に暮らしている。デビュー作である『おやすみの歌が消えて』は、17ヵ国で版権が取得された

越前敏弥[エチゼントシヤ]
1961年生まれ。文芸翻訳者。東京大学文学部国文科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あじ

43
銃乱射事件で命を奪われたアンディ。弟のザックは現場となった校舎に居合わせ、鳴り止まぬ銃声を聞き飛び散った赤い飛沫を目撃する。悲しみに暮れる両親の傍らで、ザックは悪夢にうなされ夜尿を繰り返し人形の耳を齧り出す。母は彼の異常を察知しつつも、犯人とその両親に憎悪のエネルギーを浴びせることに懸命で、彼を慮る余裕を失ってしまった。兄への罪悪感と後悔の念に押し潰されそうになりながらも、家族の崩壊を食い止めようとするザック。その純粋で真っ直ぐな六才の行動に、邪念を抜かれていく大人たち。新人作家の会心はK点を越えてきた。2019/04/02

しゃお

34
【再読】二度目だから大丈夫と思ってたけど、やっぱり号泣。誰もいないところで読んで良かった(笑)。そして再読でもやはりザックの気持ちや想いがストレートにダイレクトに伝わってきますね。そんなザックのような子供たちに恥ずかしい姿を見せることのない大人でありたいし、ザックのような、そしてザックの家族や加害者の両親たちにこのような悲しい想いをさせない世界を作っていけるようになって欲しいものです。2019/07/27

信兵衛

34
米国で度々起きている銃乱射事件に対し、ある人物は銃を持った警備員を学校に配置すればよい、と言ったそうですが、そういうことじゃないのです。銃で殺し合うというような悲しみを、そもそも引き起こしてはいけないのだということを、本ストーリィは強く訴えています。2019/02/08

しゃお

33
銃乱射事件によって兄アンディを失ったザック。息子を失った悲しみに暮れる両親。なかでも銃撃犯とその親への怒りに満ちた母親の言動は家族をバラバラにし、ザック自身も怒りや哀しみなど様々な感情に揺り動かされます。それでも大好きな両親と一緒に暮らすために〈幸せのひけつ〉を求め、決して大好きだとは思っていなかった兄かも知れないけど、その兄の死によって誰かを愛したり誰かの為になりたいと純粋に願い行動するザックの姿に応援しつつも何度も胸を打たれます。そして最後の家族の言葉に思わず号泣も、優しい気持ちに包まれる物語でした。2019/03/06

タカラ~ム

28
ある日突然小学校を襲った銃撃犯。6歳の少年ザックの兄アンディが犠牲となる。アンディの死、銃撃犯の正体、すべてがザックの家庭を壊していく。悲しみにくれ、やがて復習に凝り固まり、狂気を帯びてくる母の姿。彼らに同情するようで、実際には野次馬でしかない世間。被害者家族の悲劇と崩壊が、6歳の子ども目線と言葉で描かれていて、その純粋なストレートさが読んでいて胸に刺さってくるように感じる。2019/05/28

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