内容説明
ロシアの核兵器貯蔵庫から核砲弾が忽然と消えた。首都ワシントンを壊滅させる破壊力を秘めた核爆弾をめぐり、勇気ある男たちの闘いが始まる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
RIN
20
崩壊した旧ソ連の遺物・核兵器がロシアンマフィアの手でアメリカに持ち込まれた・・・。今、嵌りにハマっているスティーヴ・マルティニの過去作。リーガルサスペンスの書き手であるマルティニだが、本作はノンシリーズで、しかも軍事サスペンス。女性弁護士がメインキャストだが、彼女は言わば巻き込まれ振り回されるだけの語り手。肝になるのは核兵器に関する国際機関の調査員ギデオン。広島の災禍も登場するが、今のヒロシマを”見学”する我々現代人への批判込みの警鐘も。なかなか興味深い社会派軍事サスペンス。2017/08/27
可兒
3
再読2014/08/21
とらん
2
最初の方はちょっとわかりにくいというか読み難くて挫折しそうだった。ジョスリンとギデオンが出会った辺りから話がテンポよく進みだして面白かった。アメリカが官僚に支配された国として描かれていて、硬直した対応のせいで不幸になった男が復讐を望み彼を隠れ蓑にしてアメリカに打撃を与えたい何者かが支援して核の恐怖がアメリカに持ち込まれる。最後の方はどうやって見つけるの?と思ったけどジョスリンの活躍で発見された。でも結末は酷いよ。良いカップルになると思ったのに。あと大統領うざい(笑)2012/08/27
midokame
1
★★★★