内容説明
子どもたちは伝説を信じている。クリスマスにやってくる陽気なサンタ・クロースと8頭プラス1頭のトナカイが空を駆け抜けて世界中に贈り物を届けにくることを。でも、それはおとぎ話なんかじゃない。科学者や、歴史家、北極探検家などの多くの人達が彼らの実在を裏付けている。つまり、子どもたちは正しいってことだ。ロバート・サリヴァンは、古今東西の文献を調べ、証拠を集め、写真やイラストや目撃者の証言をもとに、このすばらしい本を書き上げた。トナカイは空を飛ぶのだろうか。サンタ・クロースは本当にいるのだろうか。「もちろん。クリスマスのプレゼントと同じぐらい、確かな事だよ」有名な北極探検家であり、10年前にサンタ村を偶然に発見したウィル・スティーガーは語っている。
目次
序章 イヌイットの村はずれで出会った大トナカイ―サンタ・クロースを求める旅を始めたきっかけ
第1章 高らかにこだまするひづめの音 幻のトナカイを求めて―サンタ・クロースの歴史と数限りない冒険の物語
第2章 北極へ 世界の屋根の上で―王国の発見と妖精たちの生活
第3章 空飛ぶトナカイの謎 科学が神秘を解明するとき―サンタ・クロースの飛行とその方法に関する考察
第4章 8頭の小さなトナカイ+1頭 サンタのチームと協力者たち―活躍するメンバーたちの紹介。動物も人も含めて
おわりに 永遠に、空をかけぬける ずっと、いつまでも。一緒に。―サンタ・クロースとクリスマスの未来について
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
昼夜
32
トナカイは空を飛ぶ!それはサンタクロースの橇をひく特別なトナカイだけではなく全てのトナカイは空を飛ぶ生き物なのです。その事実を軸にサンタクロースの歴史を見ていると少しだけほんとかなって疑問符が頭をもたげそうになりながらも世界中サンタクロースのことを考えている、話しているとみんなの顔がとても輝いて見えて自分も暖かい気持ちになった。2011/12/08
なかちゅう
8
伊坂幸太郎さんのクリスマス絵本に参考文献として紹介されていた本。なんだろう、この「ありえない…けど、おもしろい」という感覚は、と思いながら読んでて、あ、そうだ、ムーだ!と思いつき、すっきり!(笑)2017/11/28
mari
5
大人向け、クリスマス版未確認飛行物体検証本、という感じ。科学者、歴史家、探検家の文献や、月夜にトナカイが飛んでる写真や飛行レーダーに写し出されたトナカイ、光の矢のように速く飛ぶサンタとトナカイの写真、山頂に落ちていたサンタの荷物などが掲載されている。大人でも信じてしまうかもしれない夢のある本☆子どもに見せよう(^^)2013/12/08
yami
0
○2010/08/29