犬たち

犬たち

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  • サイズ B6判/ページ数 105p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087732160
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

内容説明

迸る欲情、退廃のエロス。同性愛を超えた衝撃的愛の物語。M.フーコーが匙をなげた悪戯のポルノグラフィ。『ぼくの命を救ってくれなかった友へ』のギベール、小さな恐るべき傑作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nranjen

3
そろそろギベールを読む、または読み直す時期かもしれない。読む前に売り文句が先に裏表紙に貼られていた(フーコーがあきれたって本当?)のに少々幻滅。ギベールは純粋にミラーボールに映し出されたようなポルノグラフィーを作りたかったのではないかと思う。5章(6?)構成。1章だけ得意な犬と男たちのシーンは幻想的だ。それを考えると他も幻想が織り込まれているのかもしれない。男同士の立場の入れ替わり行為は対称的(強度は増す)に展開。それをさらに包み込むように男女の性行為が繰り広げられ、最後に「僕」も加わりフィニッシュする。2019/02/09

渡邊利道

1
ポルノグラフィ。男女の睦み合いを語り手が窃視する場面から始まり、語り手と男の性交、SMへと連なってまるで騙し絵のような複雑な叙述が展開する。身体を縛る紐をつくるためにシーツに描いた点線を、快楽の型紙のような、と形容する。輪郭の思考。2020/08/30

めっちー

0
SM、同性愛、暴力要素の強い小説。場面転換が多くて、若者たちが大量に出てくるところからついていけない。性行為シーンがほとんどで、容赦ないシーンが多い。犬になったところはいただけない。2012/04/26

世玖珠ありす

0
短い、けど難しいシュールな世界。夢とも現実ともつかない世界で、延々と繰り広げられる性行為。SM行為で得る『痛み』だけが現実か?破壊的な性描写の中に著者は何を示したかったのか?2010/03/11

ロバーツ

0
久しぶり読んだギベールの小説。2019/07/21

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