諜報員狩り

マース，ピーター【著】〈Ｍａａｓ，Ｐｅｔｅｒ〉/落合 信彦【訳】

集英社（1987/01発売）

• サイズ B6判／ページ数 357p
• 商品コード 9784087730760
• NDC分類 936

内容説明

今、レーガン米政府を揺るがせている《イランゲート事件》の前に、もっとすごい事件があった。腕利きのＣＩＡ諜報員が、武器や通信機器をテロリストに売っていたのである。エドウィン・ウィルソン。この男が巻き起こした事件は、ホワイトハウスをはじめ、政府上層部までも巻き込んだ恐ろしいものだった。ウィルソンは、カダフィ大佐が君臨するリビアの手先として働いていたのである。止めなければならない。ウィルソンを何がなんでも逮捕しなければならない。若き連邦検事補ラリー・バルセラがこの男をチェイスする。壮大な《男と男の対決》がここにある！

目次

陰謀
捜査
罠

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[CCC]

ノンフィクションらしいけど、事前情報無しで読んだら間違いなくフィクションと思ったと思う。話の主はスパイによる武器の横流し。裁判やら何やらで色々騒がしかったけれど、なぜだか不毛な印象を持った。女性とか銃とか金とか、話がある種の華やかさに彩られれば彩られるほど、空虚さが増していってどうしようもなかった。文章も羅列っぽい苦手な感じで、入り込めなかった。

2012/09/19