内容説明
昭和と共に何が失われたのか?天皇、家族、文学、そして政治の未来がここに出た。思想の魁、雄、俊が語り尽した白熱の討論集。
目次
第1章 天皇および天皇論について(立憲君主論の矛盾;実存の全体にかかわる天皇;壊れていく国境と文化;難民問題が映し出すもの;天皇の醸し出す思想の根底 ほか)
第2章 家族および文学の周辺をめぐって(文学と人倫;人倫から左翼へ;若手作家についての雑感;吉本ばななは55点 ほか)
第3章 政治の現在と批評(政治批評のあり方が問題;政治評論と一般大衆;全共闘運動とその後;米の自由化について;本当の農業問題はどこか ほか)