こまどりたちが歌うなら

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  • サイズ 46判/ページ数 232p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087718645
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

前職の人間関係や職場環境に疲れ果て退職した茉子は、親戚の伸吾が社長を務める小さな製菓会社「吉成製菓」に転職する。
父の跡を継いで社長に就任した頼りない伸吾、誰よりも業務を知っているのに訳あってパートとして働く亀田さん。やたらと声が大きく態度も大きい江島さん、その部下でいつも怒られてばかりの正置さん、畑違いの有名企業から転職してきた千葉さん……。
それぞれの人生を歩んできた面々と働き始めた茉子は、サービス残業や女性スタッフによるお茶くみなど、会社の中の「見えないルール」が見過ごせず、声をあげていくが――。
一人一人違う”私たち”が関わり合い、働いて、生きていくことのかけがえのなさが胸に響く感動長編!


■プロフィール
寺地はるな(てらち・はるな)
1977年佐賀県生まれ、大阪府在住。2014年『ビオレタ』でポプラ社小説新人賞を受賞しデビュー。2021年『水を縫う』で河合隼雄物語賞受賞。2023年『川のほとりに立つ者は』で本屋大賞9位入賞。『大人は泣かないと思っていた』『カレーの時間』『白ゆき紅ばら』『わたしたちに翼はいらない』など著書多数。

内容説明

涙はしょっぱい、お菓子は甘い。親戚が営む小さな製菓会社に転職した茉子は、コネの子と呼ばれながらも、会社の古いルールを変えようと格闘するが…。あなたが生きる“今”に光を灯す、希望の物語。

著者等紹介

寺地はるな[テラチハルナ]
1977年佐賀県生まれ。2014年『ビオレタ』でポプラ社小説新人賞を受賞しデビュー。2021年『水を縫う』で河合隼雄物語賞受賞。2023年『川のほとりに立つ者は』で本屋大賞九位入賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

367
寺地 はるなは、新作中心に読んでいる作家です。山本周五郎賞候補作ということで読みました。同族企業の濃密な人間関係の中での物語、良作ではありますが、山本周五郎賞受賞するほどのパワーは感じられませんでした。 https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-771864-52024/04/26

seacalf

264
『タイムマシンに乗れないぼくたち』でがっちり心を掴んでくれた寺地はるなさん。今回は和菓子屋さんで働く人々を描いた小説。日常に潜んでいる他者とのすれ違いで味わうモヤモヤ感を上手に掬いあげてくれるので「その気持ちよくわかるなあ」と思わず唸ってしまう。パワハラだったり、フォロー不足が招いた遺恨であったり、問題山積ではあるが、正義感がありながらもどこかとぼけた余裕もある茉子の心のツッコミが楽しいので重苦しくはない。集英社のHPをみると物語に登場した和菓子も紹介されているし、寺地さんの直筆メッセージもあって楽しい。2024/08/29

tetsubun1000mg

260
寺地さん本の読メデータを見ると、始めて読んだ「大人は泣かないと思っていた」から17冊目にもなっていた。 好みの作家さんなので自然と選んでいるんだろうなあ。 賞を取った「水を縫う」などの長編も良いが、小さな和菓子会社のいとこ社長に採用されて働き始めるという舞台設定が面白い。 登場人物も少なめなのだが、地方の中小企業にいかにもいそうな人物設定とセリフが効いている。 これに意見するだけではなく、生真面目な社長を会長が辞めさせて復帰すると宣言した時に、社長を支持する社員たちが次々と声を上げるシーンが一番良かった。2024/05/31

hirokun

256
★4 お仕事小説と思って読み始めたが、読み進めていくうちに、人間の生育環境と対人関係構築術に関する取説本と思って読み込んでいった。私の会社員人生においては、人は承認欲求が強く認めてあげることが大事だと教えられてきた。私自身は、他人からの承認にはあまり関心がなく、自分自身で自分のしている事をどう評価し、成長しているかどうかに注力してきた。この本を読みながら、自分自身を振り返ってみて、生育環境に恵まれていたため、現在のような個性が形成されたのだろうと意識させられた。なんだか和菓子が急に食べたくなってきた。2024/04/16

Karl Heintz Schneider

235
親戚の伸悟が社長を務める吉成製菓に拾われる形で春から事務員として勤めることになった茉子。昭和の香りを色濃く残す旧態依然とした社風に戸惑い、反感を覚える。入社早々、言いたいことを言う彼女にハラハラしつつも、よくぞ言ってくれました!と喝采しながら読み進める。でも、彼女にはそうしなければいけない、自分を許せない過去があって・・・。和菓子+お仕事小説とくれば、どうしたって「和菓子のアン」を思いうかべる。でもほんわかしたアンと違い茉子はかなりの硬派。社内の人たちとぶつかりながらも少しずつ打ち解けてゆく姿が清々しい。2024/05/28

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