はぐれ鴉

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  • サイズ 46判/ページ数 400p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087718027
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

【第25回大藪春彦賞受賞】
寛文六年、豊後国・竹田藩で城代一族二十四人殺しという凄惨な事件が起きた。
一人逃げ延びた城代の次男・次郎丸は復讐のため、江戸で剣の腕を磨き、名を変え、叔父で下手人である現城代・玉田巧佐衛門がいる竹田の地を十四年ぶりに踏んだ。長い時を経て再会した巧佐衛門は、兇行を目の当たりにした当時の印象と違い、みすぼらしい容姿で、高位にありながら地位や名誉に関心がない変わり者と周囲から噂されていた。
そして次郎丸は竹田小町と評判の巧佐衛門の娘・英里と出会い、予期せず惹かれていく。恋か復讐か、千々に乱れる心を抱きながらも、煮え滾る復讐心を支えに必ずや叔父を討つと心に誓うのだが……。


赤神 諒(あかがみ・りょう)
1972年、京都府生まれ。同志社大学文学部卒業。私立大学教授、博士(法学)、弁護士。2017年「義と愛と」(のち『大友二階崩れ』に改題)で第9回日経小説大賞を受賞しデビュー。他の著書に『大友の聖将(ヘラクレス)』『大友落月記』『計策師 甲駿相三国同盟異聞』『立花三将伝』『太陽の門』『仁王の本願』などがある。

内容説明

寛文六年、竹田藩で凄惨な事件が起きた。逃げのびたのは、城代の幼い次男・次郎丸ただ一人。次郎丸は、惨殺の下手人であり叔父でもある玉田巧佐衛門に復讐せんと、江戸で剣の腕を磨く。十四年後、名を変え、藩の剣術指南役として因縁の地に戻るが、そこで見たのは、地位や名誉に関心がない変わり者の城代と噂される仇敵の姿だった。また、竹田小町として評判をとる巧佐衛門の娘・英里に出会い、思いがけず心惹かれていく。恋情と復讐心に引き裂かれながらも、次郎丸は叔父を討つと決意するのだが…。城代一族郎党、二十四人鏖殺の真実とは?豊後国・竹田を舞台に繰り広げられる復讐劇。誰が敵で、誰が味方なのか。隠し通された秘密が明らかになるその時―。第一級時代ミステリ!

著者等紹介

赤〓諒[アカガミリョウ]
1972年、京都府生まれ。同志社大学文学部卒業。私立大学教授、博士(法学)、弁護士。2017年「義と愛と」(のち『大友二階崩れ』に改題)で第九回日経小説大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

190
赤神 諒、3作目です。第25回大藪春彦賞受賞作ということで読みました。デビュー当時よりも巧く面白くなっていて、一気読みでした。 本書が大分県竹田市とのコラボ、小説による町おこしだとは思いませんでした。本書で竹田のキリシタン隠しを初めて知りました。 https://www.bungei.shueisha.co.jp/interview/haguregarasu/2023/03/29

パトラッシュ

142
城代家老一族皆殺しから唯一逃れた少年が、復讐を誓って14年ぶりに故郷の豊後竹田藩へ戻る冒頭から奥深い謎を感じさせる。しかも昼行灯と化していた惨殺犯は民のため率先して働く武士の模範であり、その娘に強く惹かれるなど迷える人間像は魅力的で、単純な善悪のドラマを超えた展開が予想できる。やがて一見平穏な藩内にひそむ重大な秘密が見えてくるが、これに幕府の隠密や藩の実権掌握をたくらむ有力者らの思惑も重なり、思いがけぬ真相へとなだれ込む結末まで目が離せない。読後感も非常によく、久しぶりに読み応えのある時代小説と出会った。2022/08/23

ゆみねこ

77
赤神諒さん、初読み。竹田藩城代の次男・次郎丸は一族郎党24人鏖殺から逃げ延び、惨殺の下手人である叔父・玉田巧左衛門を討つため江戸で剣の腕を磨き名を山川才次郎と変え14年後藩の剣術指南役として竹田に戻る。敵として狙う玉田巧左衛門は藩士や民から尊敬され、才次郎が思っていたのとは全く違う男だった。竹田藩に隠された大きな謎、「はぐれ鴉」と呼ばれる巧左衛門の魅力。読みやすく面白い時代もの。2023/01/21

ともくん

30
竹田藩城代、山田嗣之助一家が、義弟の玉田巧佐衛門に惨殺された。 ただ一人、六歳の次郎丸だけが生き延びる。 十四年後、仇を討つために、才次郎と名を変え竹田藩に舞い戻る。 竹田藩が抱える大いなる秘密。 それが、山田家の惨殺事件とどう繋がってゆくのか。 2024/12/29

やっちゃん

29
山盛りに貼られた伏線を終盤これでもかと回収するのは見事。序盤は会話中心でテンポ良くて読みやすい、アクションも多めで良かった。終盤説明ばかりでくどくなったのは残念。長湯温泉カニ湯は丸見えだけどいいよね。2023/02/12

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