我が友、スミス

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我が友、スミス

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  • サイズ 46判/ページ数 139p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087717884
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

【第166回芥川賞候補作】
【第45回すばる文学賞佳作】

前代未聞の筋トレ小説、誕生!

「別の生き物になりたい」。
筋トレに励む会社員・U野は、Gジムで自己流のトレーニングをしていたところ、
O島からボディ・ビル大会への出場を勧められ、
本格的な筋トレと食事管理を始める。しかし、大会で結果を残すためには
筋肉のみならず「女らしさ」も鍛えなければならなかった――。

鍛錬の甲斐あって身体は仕上がっていくが、
職場では彼氏ができてダイエットをしていると思われ、
母からは「ムキムキにならないでよ」と心無い言葉をかけられる。
モヤモヤした思いを解消できないまま迎えた大会当日。
彼女が決勝の舞台で取った行動とは?
世の常識に疑問を投げかける圧巻のデビュー作。

【著者プロフィール】
石田夏穂(いしだ・かほ)
1991年埼玉県出身。東京工業大学工学部卒。2021年「我が友、スミス」で第45回すばる文学賞佳作。

内容説明

ステートメント・ピアス、脱毛、タンニング、12センチのハイヒール、ハイビスカス色のビキニ…。U野は筋トレに励む会社員。Gジムで自己流のトレーニングをしていたところ、O島からボディ・ビル大会への出場を勧められる。筋トレと食事管理によって体は引き締まっていくが、大会で結果を残すには筋肉のみならず「女らしさ」も鍛えなければならなかった。世の常識に疑問を投げかける圧巻のデビュー作。第166回芥川賞候補作。第45回すばる文学賞佳作。

著者等紹介

石田夏穂[イシダカホ]
1991年埼玉県生まれ。東京工業大学工学部卒。2021年に「我が友、スミス」で第45回すばる文学賞佳作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

431
タイトルのスミスは男性名だと思っていたが、そうではなかった。スミス・マシンという筋トレに使うものであるらしい。そして、本書はおそらく本邦最初のボディ・ビル小説である。ひょっとすると、世界で最初かも。主人公U野の一人称語りで展開していくが、それは徹頭徹尾ボディ・ビルに向かう自分自身が主題化されているのである。もう一つの視点はボディ・ビルにおけるジェンダーの問題か。彼女は最終的には、そこからドロップアウトし、再び自分に戻って行くのだが。それにしても、ボディ・ビルダーというのは、もうほとんど修行僧か求道者の⇒2025/03/24

starbro

379
第166回芥川賞受賞作&候補作第五弾(5/5)、コンプリートしました。石田 夏穂および本格筋トレ小説、初読です。芥川賞受賞レベルかどうかは別にして、未知の筋トレ&BBコンテストの世界、興味深く読みました。 私が選考委員だとしたら、今回は以下の順位です。 1位「Schoolgirl」、2位「我が友、スミス」、3位「ブラックボックス」、4位「オン・ザ・プラネット」、5位「皆のあらばしり」 https://www.bungei.shueisha.co.jp/shinkan/smithmyfriend/2022/03/05

ゆいまある

259
文庫化がどうしても待てずに購入。堅物会社員が筋トレに目覚め、鍛え続ける内にボディビルの大会を目指す。女は髪を伸ばし、ハイヒールを着用する決まり。筋肉だけではなく型通りの女らしさが求められる。筋トレの喜びと、ジェンダーロールへの違和感を強い力で描いている。私、女だけど、起業して院長になり一定の時間が流れた頃、勝ったと思った。期待される女らしさに囚われず、周りの誰よりも強くなれたと思った。「私」も強くなりたかった。傷つけられないぐらい。その気持ち、だから分かるよ。ラストは涙目。大好きだ、この本。2022/05/11

いっち

166
主人公は30歳のOL。1年ほどジムに通い筋トレしていると、元ボディビルダーの女性から大会への出場を勧められる。「うちで鍛えたら、別の生き物になるよ」。主人公は「私は別の生き物になりたかった」と、筋トレを始めたきっかけを思い出し、大会への出場を決意する。大会での評価基準は、筋肉だけでなく、「女性らしさ」を求められるのだった。「世間と同等か、それ以上に、ジェンダーを意識させる場」。それでも大会に向けて追い込む主人公。大会前、舞台裏で一人腕立て伏せをしているときに主人公が感じる幸せに、私はうらやましいと思った。2022/01/15

tetsubun1000mg

162
最新作「黄金比の縁」が淡々としたストーリーと設定が面白かったので選ぶ。 芥川賞候補作らしいが、そんな雰囲気は感じられずハードボイルドテイストで進んでいく。 アルファベットと略字なので主人公が女性と気が付いたのは1/3程読んでからだった。 女性でボディビルダーというあまり見たことがない設定だが、カーリングのメダリストが大会に出る時代だからいいんだろう。 知らなかったのだがボディビル大会に出場するには筋肉のバランスだけでなく化粧、脱毛、表情、歩き方などまるでミスコンのようにいろんな面で整える必要があるらしい。2023/08/18

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