ミーツ・ザ・ワールド

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ミーツ・ザ・ワールド

  • 金原 ひとみ【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087717778
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

【第35回柴田錬三郎賞受賞作】
死にたいキャバ嬢×推したい腐女子

焼肉擬人化漫画をこよなく愛する腐女子の由嘉里。
人生二度目の合コン帰り、酔い潰れていた夜の新宿歌舞伎町で、美しいキャバ嬢・ライと出会う。
「私はこの世界から消えなきゃいけない」と語るライ。彼女と一緒に暮らすことになり、由嘉里の世界の新たな扉が開く――。

「どうして婚活なんてするの?」
「だって! 孤独だし、このまま一人で仕事と趣味だけで生きていくなんて憂鬱です。最近母親の結婚しろアピールがウザいし、それに、笑わないで欲しいんですけど、子供だっていつかは欲しいって思ってます」
「仕事と趣味があるのに憂鬱なの? ていうか男で孤独が解消されると思ってんの? なんかあんた恋愛に過度な幻想抱いてない?」
「私は男の人と付き合ったことがないんです」

推しへの愛と三次元の恋。世間の常識を軽やかに飛び越え、幸せを求める気持ちが向かう先は……。
金原ひとみが描く恋愛の新境地。

【著者プロフィール】
金原ひとみ(かねはら・ひとみ)
1983年東京生まれ。2003年『蛇にピアス』で第27回すばる文学賞を受賞。04年、同作で第130回芥川賞を受賞。ベストセラーとなり、各国で翻訳出版されている。10年『TRIP TRAP』で第27回織田作之助賞を受賞。12年『マザーズ』で第22回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。20年『アタラクシア』で第5回渡辺淳一文学賞を受賞。21年『アンソーシャル ディスタンス』で第57回谷崎潤一郎賞を受賞。

内容説明

焼肉疑人化漫画をこよなく愛する腐女子の由嘉里。人生二度目の合コン帰りに出会ったのは、「私はこの世界から消えなきゃいけない」と語る美しいキャバ嬢・ライだった。推しへの愛と三次元の恋。幸せを求める気持ちが向かう先は…。

著者等紹介

金原ひとみ[カネハラヒトミ]
1983年東京生まれ。2003年『蛇にピアス』で第27回すばる文学賞を受賞。04年、同作で第130回芥川賞を受賞。ベストセラーとなり、各国で翻訳出版されている。10年『TRIP TRAP』で第27回織田作之助賞を受賞。12年『マザーズ』で第22回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。20年『アタラクシア』で第5回渡辺淳一文学賞を受賞。21年『アンソーシャルディスタンス』で第57回谷崎潤一郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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starbro

302
金原 ひとみは、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書、死にたいキャバ嬢×推したい腐女子、現代の恋愛模様、群像劇でした。どこか病んでる人ばかり登場しますが、もっとシンプルに生きることは出来ないのでしょうか? https://books.shueisha.co.jp/items/contents.html?isbn=978-4-08-771777-82022/01/26

うっちー

155
私には理解できないところも多々ありましたが、金原さんらしい世界観が描かれていました2022/02/20

ゆいまある

150
キャバ嬢が泥酔した腐女子を助け、腐女子は逆に病んでるキャバ嬢を救おうとする金原ひとみには珍しく明るく前向きな作品。主人公が嵌っているのは肉の擬人化漫画。うちの娘によると、この世に擬人化されていないものはなく、米の擬人化作品沼住人は推しの銘柄を食べて応援するらしい。延々続く焼肉シーンの意味はそれか。プレゼン能力の高いオタクは別として、夜職の人がこんなに文学的な台詞は吐けんだろ。ヲタ活から元気を貰えるが残念ながら尻すぼみ。前作ストロングゼロに続き登場する重度のうつ病患者は作者にとって重要な人物なんだろうな。2022/03/31

水色系

134
私この本むちゃくちゃ好きだわ。死にたいキャバ嬢と推したい腐女子の出会い。好きだよ、あなたが必要でいなくなったら悲しいよってどんなに言葉を尽くして伝えたとしても、分かり合えない。それに絶望したり泣いたりしながら、一方でそれでも愛し続けることの尊さを感じた。愛することで強くなっていくというか。 (ところで金原ひとみさんって腐女子だったりする?というくらい、ゆかりんの腐女子みがリアル。ワードチョイスが知り合いの腐女子のそれすぎた。)2022/12/03

131
歌舞伎町で働く人たちとの新たな出会いそして帰ることのない友人を待ち続ける腐女子。人の生き方は色々ありそれは全て正しいと感じました。2022/10/31

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