われは歌えどもやぶれかぶれ

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われは歌えどもやぶれかぶれ

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087711721
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

〈このタイトルは室生犀星が「純文学誌」に書いた小説をぼくが高校生のときに授業中に読んでいて
──小便がでなくて苦悩するこの小説に首をかしげていたものだ。
尿が出ない苦悩、なんて高校生には意味がわからなかった。
今は前立腺肥大によるものと理解できる。
そのときの犀星は七十二歳でいまのぼくがそれと同じだ〉(本文より)

老いてもなお椎名誠! なめんなよな。
極悪ピロリ菌掃討作戦を決行するも、思いもかけぬ困難が待ち受けたり、
昔の旅のアレコレも「もう二度と行かないだろう」という苦い述懐になったり。
シーナさんの日常と非日常。最新エッセイ集。

椎名 誠[シイナ マコト]
著・文・その他

内容説明

極悪ピロリ菌掃討作戦を決行するも、思いもかけぬ困難が待ち受けたり、昔の旅のアレコレも「もう二度と行かないだろう」という苦い述懐になったり。シーナさんの日常と非日常。

目次

極悪ピロリ完全掃討戦記(老人不良組合仲間;最大限仮眠魔人間とは誰か ほか)
標高二万七千メートルの山(互いに嫌になったらすぐに離婚するのだ;われはむしろ悲しみのほうが ほか)
こんな話でいいのだろうか(目の中のユーレイ;沢野絵のナゾ ほか)
サスペンストイレ(待望ヘビ型自動掃除機;快晴小アジ小サバ釣り ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

95
図書館で久しぶりに椎名誠さんのところにあったのを読んだ。氏のエッセイはたくさんあって読んだことのある話はいくつもあったが氏と中島らもさんのエッセイは何度読んでも面白いなあ。子供時代の東京湾のこと、ゆるきゃらや○○活という言葉について、食べ物のこと、大食漢のあれはどんなのか、新幹線隣座席のこと、地球をゆでたまごとしたら、山のこと、サードマンについて、中国のトイレ事情他他、私の好きな映画『ゴッドファーザー』の好きなシーンが私と一緒だったのは嬉しかった。氏のエッセイで読んだことのないのがもう一冊あるのが楽しみ。2021/04/10

藤瀬こうたろー

21
シーナ隊長も70代かあ。イメージ的にビールを片手に持ちつつ、焚き火を囲んでワハハワハハやってる印象があるので不眠症や老いの話題が頻繁に登場するのを読むとちょっと寂しい感じがします。もう孫もいるんですもんね。とはいえ、コンビニに買い物に行くのに自転車の補助席に子どもを置き去りにする若いお母さんの話など鋭い観察眼は相変わらず。気取らなくて読みやすい文体も昔のまま。おとなしくまとまらず、いつまでも元気に毒を吐きまくるパワフルじいさんであってほしいなあ。2019/08/15

ドナルド@灯れ松明の火

21
あいも変わらず椎名節が好きですぐ手にとってしまう。椎名さんも年取ってきたためか、書いている内容はだんだん無茶な事はしなくなっている。食べる量も減ってきたようだ。2019/03/17

tetsubun1000mg

18
「サンデー毎日」連載をまとめた本。昔の事から最近の「雑魚釣り隊」のことなどが描かれている。 不眠症のこと、痛風の痛み体験、取材先で超大盛りタンメンが食べられなかったことなど現在のことを書かれているのがギリギリ行動派の様子が伝わります。 シーナ隊長も73才。 3年前には大阪の書店に出かけて、サイン会で握手もしてもらいましたが精かんな印象でした。 本を読めるのが楽しみな作家です。2019/08/20

ふじかれー

16
あいかわらずの椎名さん。新たなネタはないけど、過去の体験を面白おかしく今とつなげながら振り返っていく。気軽に読めて、頭とからだが開放されている感じ。ただただ、うらやましく憧れる生き方です。まだまだ、元気に書き続けてほしい。2019/03/09

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