たてがみを捨てたライオンたち

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たてがみを捨てたライオンたち

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  • サイズ B6判/ページ数 290p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087711608
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「家事や育児が問題なくできたとしても、仕事が人並み以下だったら男としては二流のような気がしちゃうんです。そういうのってわかりますか?」

つわりに苦しむ妻を支えるなか、仕事で二軍の部署に異動が決まった。毎日やってられない。
……専業主夫になるべきか悩む30歳出版社社員、直樹

冷たい人間だという自覚はある、けど母を不幸にする父のような人間にもなりたくない。
……離婚して孤独をもてあます35歳広告マン、慎一

幻想を追いかけて何が悪い?そう思っているのは確かなのに、逃げているような気がするのはなぜだろう。
……モテないアイドルオタクの25歳公務員、幸太郎

いつのまにか「大人の男」になってしまった3人、弱音も吐けない日々に、モヤモヤは大きくなるばかり。
幸せに生きるために、はたして男の「たてがみ」は必要か?

“男のプライド"の新しいかたちを探る、問いかけの物語。

【著者略歴】
白岩玄(しらいわ・げん)
一九八三年、京都府京都市生まれ。二〇〇四年「野ブタ。をプロデュース」で第四一回文藝賞を受賞しデビュー。同作は第一三二回芥川賞候補作となり、テレビドラマ化される。他の著書に『空に唄う』『愛について』『R30の欲望スイッチ―欲しがらない若者の、本当の欲望』『未婚30』、『ヒーロー! 』など。

白岩 玄[シライワ ゲン]
著・文・その他

内容説明

直樹、専業主夫になるべきか悩む30歳出版社社員。慎一、離婚して孤独をもてあます35歳広告マン。幸太郎、モテないアイドルオタクの25歳公務員。家事は得意、でも専業主夫にはなりたくない。女性にモテない、けど男としては見られたい。強くありたい、から弱音を吐けない。男のプライドの新しいかたちを探る、“問いかけ”の物語。

著者等紹介

白岩玄[シライワゲン]
1983年、京都府京都市生まれ。2004年「野ブタ。をプロデュース」で第四一回文藝賞を受賞しデビュー。同作は第一三二回芥川賞候補作となり、テレビドラマ化される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

テンちゃん

163
『白岩玄様、君は現代社会に「たてがみ」の存在価値を問いかけた』⇒『君は、男女が同じ立ち位置で尊重しあい、お互いを思いやる立場を共感し合う事の大切さを伝えてくれた』(^.^)『雄ライオンは、雌が捕らえた餌を奪う』⇒『そんなプライド(たてがみ)は今の社会には、そぐわないと私は思う。ただ、女性を愛し、家族を守る為の「たてがみ」は必要だと思う。そこにこそ、男性としての魅力を感じるからだ』(*⌒∇⌒*)『男女が自分と向き合いお互いを尊重し、思いやる事の大切さを伝えた大切な一冊』⭐(*´ー`*)4.52018/11/03

ででんでん

99
男は、こうであらねば…仕事ができない男に価値はない…女性から好かれない自分をそのまま受け止めることから逃げてばかり…など、男性として周囲にアピールする「たてがみ」がないことに悩んだり、それを自ら捨てて変化しようとしたりする3人の男性が主人公。稼ぎ手としての自信のなさにより、男として生きることに気後れを感じる。気持ちよく男でいるために、外で働くことが必用➡女性である私は、幸か不幸かその気後れを実感しがたいが、気持ちよく「人間」?でいるために、私にも外で働くことは必要だ。剥いても剥いても残り続ける○○らしさ。2018/10/27

のぶ

96
3人の男性の生活が交互に描かれた小説。30歳で既婚、妻が妊娠中で主夫を選択する編集者、直樹。35歳でバツイチの広告代理店の営業マン、慎一。25歳で未婚の公務員、幸太郎。それぞれが事情を抱えて生きているが、最初は感情移入し辛かったが、読み進むうちに次第に慣れ、それぞれの人物に共感する部分も出てきた。三者三様なのだが、これが現在の男らしさなのだろうか?その辺の描き分けがうまい作品だと思った。自分と照らして共感する生き方ではなかったが、これが現代の男性だと大いに参考になった一冊だった。2018/12/24

mike

90
好きだなあ、この話。男は生まれついた時から見えないたてがみがあるらしい。男は強い、仕事ができる、金を稼ぐ。周囲はそれを望むし自分の心の中にも抱えこんでいる。自分に合った道を自分らしく生きようとしても、たてがみはそれを許さない。そんな日々を生きる3人の男の話である。白岩さんの文は優しくて誠実で柔らかく心地良い。描く景色までもが機微を見事に表現している。女の私は垣谷さんの本でいつも溜飲を下げてきた。しかし、男達も悶々と悩みながら懸命に生きているんだなと共感できたし、たてがみなんか捨てて楽になれよと思った。2023/02/08

やも

87
めっっっちゃ良かったーーー😭✨男としての役割にとらわれた3人の男達のオムニバス。分かり合えない事を言い訳に自分の主観を大事にする傲慢な人間にならないように。誰かのために、いや、自分のために変化を求めて一歩踏み出す。馬鹿で後悔するような過去があっても、人はいつでも、いくらでも変わることが出来る。自分に自信を持つ事と、自分は間違っているかもしれないと自覚する事、どちらも大切だと教えてくれる。マイナスを0にして再スタートを切るような、照れを捨てて素直になっていく登場人物達が可愛くてかっこいい♡2023/03/06

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