前世は兎

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  • サイズ B6判/ページ数 189p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087711554
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

我々の取り繕った世界を、皮を、作者は次々と引っ剝がす。
人間の暗部を見せてくれる。
--こだまさん(作家)絶賛!!
(『夫のちんぽが入らない』『ここは、おしまいの地』)



七年余り雌兎だった記憶を持ち、雄との交尾に開け暮れた一生を送った女。現世でも常に交尾を欲し、数々の奇行に走る。そして前世でつがいだった男と再会するが、その先で遭遇した恐ろしい出来事とは――(前世は兎)。
36歳、教員で休職中の独身女が日々「ヌッセン総合カタログ」を詳細に書き写す訳は、「スティレス」を解消する為だった。同僚が次々と部屋を訪れ、職場復帰を促すのだが――(宗教)。
破滅を迎えた世界で、国のマラソン競技に選抜された姉。労働力として認められないものへの唯一の栄誉だが、自殺や逃亡は許されない。選手村への出発を翌日の向かえた夜、姉がとった行動とは……(ランナー)。ほか、全七話。

現実感覚を揺さぶる快作集!

【著者略歴】
吉村萬壱(よしむら・まんいち)
1961年、愛媛県松山市生まれ。大阪府枚方市育ち。京都教育大学卒業後、東京、大阪の高校、支援学校教諭を経て専業作家に。2001年「クチュクチュバーン」で第92回文學界新人賞、2003年「ハリガネムシ」で第129回芥川賞、2016年『臣女』で第22回島清恋愛文学賞を受賞。著書に『バースト・ゾーン』『ヤイトスエッド』『ボラード病』『虚ろまんてぃっく』『回遊人』など多数。


吉村 萬壱[ヨシムラ マンイチ]
著・文・その他

内容説明

7年余りを雌兎として生きた前世の記憶を持ち、常に交尾を欲し、数々の奇行に走る女。かつてつがいだった男と再会した女が遭遇した、恐ろしい出来事とは―(前世は兎)。36歳、休職中の独身女が日々「ヌッセン総合カタログ」を詳細に書き写す訳は、「スティレス」を解消する為だった。同僚が次々と部屋を訪れ、職場復帰を促すのだが―(宗教)。破滅を迎えた世界で、国が開催するマラソン競技大会の選手に選ばれた姉。労働力として認められない者が手にできる唯一の栄誉だったが、選手村への出発を翌朝に控えた夜、姉がとった行動は…(ランナー)ほか、全7話。

著者等紹介

吉村萬壱[ヨシムラマンイチ]
1961年、愛媛県松山市生まれ。大阪府枚方市育ち。京都教育大学卒業後、東京、大阪の高校、支援学校教諭を経て専業作家に。2001年「クチュクチュバーン」で第92回文學界新人賞、2003年「ハリガネムシ」で第129回芥川賞、2016年『臣女』で第22回島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。

90
☆5.0 う~ん、この作家、危ない。かなり異常。まあ、人のこと言えないけれど。2021/06/23

里季

56
なんだか狐につままれたような気になる本だった。奇妙な世界に引きずり込まれたような。。。ちょっと頭が疲れてきて後半は斜め流し読みになってしまった。2019/01/30

クリママ

39
7編の短編。表題作「前世は兎」兎とは何と過激な生き物なのだろう。言葉はわかると思う。でも、何を言っているのかわからない。ぞわぞわする感じで、着地点を得られない。「真空土練機」腰痛と群像劇。「ランナー」怖ろしいパラレルワールドと姉弟の愛。この後半2編は少しわかる気もする。全編を通して、心情も、性的なことも、解剖の所見(読んだことはないが)を思わせる的確で言葉で描かれ、それがあまりにもリアルであるため、笑ってしまうところさえある。掴めないながらも、言い表せない魅力。2019/02/01

Tαkαo Sαito

34
すごかった。。。なんだろうこの短編集を読み終えたあとの放心状態のような感じ。全部の話がエッジがきいてて、目を背けたくなるようなでも読まずにはいられない惹きつける力。村田沙耶香さんの作品を読んでるときのような思考が定まらず、浮遊した感覚で読むのを止められない感じ。表題作の前世は兎、宗教、沼、真空土練機、ランナー が個人的に好き。最後のランナーは、吉村萬壱さんのメッセージが強く込められてるような重たい作品。あえてコミカルに書かないようにしてるようにも見える。たまにペラペラとページをめくりたくなるような短編集。2022/01/02

★YUKA★

34
この、読んでいて頭がおかしくなりそうな(褒め言葉)世界観、クセになります!「ヌッセン総合カタログ」が本当に笑えました。2018/11/28

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