出版社内容情報
恵まれた生活を送るアデルだが、実は夫以外の男性とのセックスなしには生きられない。ゴンクール賞受賞作家の衝撃のデビュー作。
内容説明
アデルは公園を走る。四日間で三十二キロ走り、アルコールを絶ち、早寝を心がけ、一週間は我慢できた。しかし、今夜はじっとりとした悪夢で目覚め、もう「それ」しか考えられない。愛撫されたい。人喰い鬼の庭で人形になりたい…。医者の夫を持ち、息子にも仕事にも恵まれたアデルはなぜ、夫以外の男とのセックスを求めてしまうのか!?ゴンクール賞受賞作家レイラ・スリマニ、衝撃のデビュー作。
著者等紹介
スリマニ,レイラ[スリマニ,レイラ] [Slimani,Le¨ila]
1981年モロッコ生まれ。フランス人とアルジェリア人の間に生まれた母、モロッコ人の父をもつ。モロッコのフランス人学校を卒業後、パリ政治学院に入学するためパリに移住。卒業後は舞台女優を目指したが、パリのビジネス・スクールで再び学んだ後、ジャーナリストに。2014年、デビュー作である『アデル―人喰い鬼の庭で』が大きな話題となる。16年、二作めの『ヌヌ 完璧なベビーシッター』でゴンクール賞を受賞。17年11月、仏マクロン大統領より「フランコフォニー担当大統領個人代表」に任命された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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