出版社内容情報
ニューヨーク州オールバニーのスラム街に引っ越してきた少年。エキセントリックな母と女優を夢見る妹を支えるため、知恵を絞る毎日だった……。1930年代~40年代のアメリカが江國香織の名訳で甦る。
トレヴェニアン[トレヴェニアン]
著・文・その他
江國 香織[エクニカオリ]
翻訳
内容説明
パールストリート238番地。ある日、消息不明だった父に突然呼ばれ、スラム街の一角に越して来た僕。しかし父は現れず、エキセントリックな母と女優を夢見る妹を支える、僕の奔走が始まるのだった。大恐慌、貧困、第二次世界大戦…。「僕」の目が見た、パールストリートの風変りな住人らの姿を通して語られるアメリカ。謎多きカリスマ作家・トレヴェニアンの自伝的小説を、江國香織の名訳で!
著者等紹介
トレヴェニアン[トレヴェニアン] [Trevanian]
1931年、アメリカ・ニューヨーク州生まれ。本名はロドニー・ウィリアム・ウィテカー。覆面作家として、複数のペンネームで執筆。初のトレヴェニアン名義の小説は72年に発表した『アイガー・サンクション』。2005年12月14日逝去
江國香織[エクニカオリ]
1964年東京都生まれ。小説、童話、詩、エッセイ、翻訳など、幅広い分野で活躍している。1992年『こうばしい日々』で第7回坪田譲治文学賞、同年『きらきらひかる』で第2回紫式部文学賞、2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で第15回山本周五郎賞、04年『号泣する準備はできていた』で第130回直木賞、07年『がらくた』で第14回島清恋愛文学賞、10年『真昼なのに昏い部屋』で第5回中央公論文芸賞、12年「犬とハモニカ」で第38回川端康成文学賞、15年『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』で第51回谷崎潤一郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Saki
空飛び猫
Inzaghico (Etsuko Oshita)