出版社内容情報
2006年、バルセロナ。マリアは祖父から「私はガウディの愛弟子だった」と告白される。その後、急死した祖父にかわって、ガウディの死の謎を解くためバルセロナを駆け回るマリアに敵の影が近づく。
内容説明
2006年、バルセロナ。美術史研究者のマリアは、老人介護施設にいる祖父から、自分はガウディの後継者で、1926年に事故死したとされているガウディは、“敵”に暗殺されたのだと打ち明けられる。師から託された“秘密”を受け継ぐよう命じ、鍵を渡す祖父。半信半疑ながら手がかりを探し始めるマリアに敵の影がしのびよる。実在するガウディ建築を舞台に、壮大なスケールで描かれるミステリ。
著者等紹介
マルティン,エステバン[マルティン,エステバン] [Martin,Esteban]
1956年、スペインのバルセロナ生まれ。作家、編集者。2011年「リッテラ・ブックス」出版を創立。『タラゴナ日報』紙、『歴史と生活』誌などの新聞、雑誌に寄稿。ラジオの文化番組にも出演
カランサ,アンドレウ[カランサ,アンドレウ] [Carranza,Andreu]
1956年、スペインのアスコー生まれ。作家、ジャーナリスト。『ラ・バングアルディア』紙、ラジオ局『カデナ・セール』などの大手メディアに寄稿、出演。レクル賞、リベラ・デブラ賞(いずれもカタルーニャ語の文学賞)などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
159
私はガウディが好きなので手に取りました。エンターテイメントとして楽しむものなのでしょうね。キリスト教徒それに対する悪との対決にガウディのサグラダ・ファミリアなどが絡んで、まあ楽しめます。あまり評判は良くないようですが、まあバルセロナの地図もついてたりガウディの作品の写真も掲載されていて参考にはなりました。2016/06/20
ちょろんこ*勉強のため休止中
50
出てくる日本女性の名前が「タイマツ」って...(~ω~;)))うーん、何かがちょっと、いやかなり違う...自分の名前だったらグレてたかも...(´・ω・`)ってもしタイマツさんがいたらごめんなさい!内容的に、すごく苦手で出来る限り避けている残酷・グロなシーンが結構ありました。宗教色の強い物語で、ガウディの建築物に対する解釈などは荒唐無稽で新鮮に感じました。この本のミステリーに関しては文字よりも、映像の方が理解しやすいかなあ。ガウディは好きです(*´∀`*)巻末の写真は嬉しい読者サービスでした♪2013/12/03
にいにい
30
アントニ・ガウディの建築群を舞台に、壮大なスケールで描かれたミステリー。読むのに疲れた一冊。ガウディ建築を細かに紹介されている点や巻末資料は評価するが、訳者が日本人読者を考えてないので、面白み半減。原作も宗教色が強すぎるのと残忍な殺人が多くかつ過去が唐突に長く挿入され敬遠される要素満載。謎もその解明もすっきりと落ちない感が強い。これは、理解力不足のせいかな?テーマ的には良いので、映画化するのには向いているかも。ま、ガウディ建築には、興味あったんで、その面のみ良かったとしか言えない作品だった。2014/01/11
Book・CaFe
24
スペインへ行きたいなあと思っていた頃に購入。久々の海外ミステリー。バルセロナを舞台に、長い年月をかけた巧妙な謎解きはスリリングだった。ガウディ・サグラダファミリア・グエル公園などスペインには欠かせない人や名所が随所に織り込まれていた。読み終えた後、頭の中はしっかりスペインモード。これからの人生、スペインへ行く日がくるだろうか…2016/05/26
aya
21
話の構想はすごく良かったのに主人公達があまり魅力的じゃなかった。悲しく辛い気持ちはわかるけどいつまで泣いてるの?って感じでした。モリヤの七騎士の見せ場がもう少しあってもよかったのでは。ガウディの建築物を知るための勉強にはなりました。2015/05/11
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