内容説明
15人の範士が明かす審査上の着眼点と修業の心得。
目次
上野貞紀―抜きつけ、切りつけが居合の生命 全身全霊を込めて演武しているか
岸本千尋―抜きつけまでの気攻めが重要 敵の動きが浮かび上がる間を取ること
松峯達男―右手小指と薬指の遣い方が大切 しっかりと柄を握って抜いているか
武田清房―仮想敵を意識して抜くこと 生命を吹き込んで演武しているか
山崎正博―型から生きた形の修得が大切 体の中心軸をぶらさないように抜くこと
小林忠雄―足腰を使ったスムーズな動きを体得せよ 敵の動静に即座に対応して抜いているか
安永毅―腰・足・手を一体にして抜くこと 演武全体が一連の流れになっているか
山崎誉―仮想敵への意識は所作動作に表われる 作法をおろそかにしてはいけない
河口俊彦―技前は演武であり演舞ではない 天井を掃くように切り下ろしているか
迫野康雄―独自の呼吸、間合、残心を身につけよ 強靱な個性が光れば、目にとまる〔ほか〕