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集英社文庫
ヘルプ―心がつなぐストーリー〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 396p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087606416
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

ゴールデン・グローブ賞受賞映画の原作。
1960年代、米南部の差別的風土に衝撃を受けたジャーナリスト志望のスキーターは、ヘルプと呼ばれる黒人メイドのインタビュー集の出版を思い立つ。が、彼女たちは頑なで…。全米ミリオンセラー!

内容説明

1962年、大学を終えて故郷に戻ったスキーターは、改めて南部の差別的風土に衝撃を受ける。同級生はほとんど主婦になったが、家事・育児を酷い待遇で雇ったヘルプ=黒人メイドに任せきり。作家志望のスキーターの頭に探していたテーマが閃いた。ヘルプを取材し差別問題を浮彫りにするのだ。しかし、白人と個人的に話すのさえ命がけだった時代ヘルプ達は頑なで…。全米1130万部のミリオンセラー。

著者等紹介

ストケット,キャスリン[ストケット,キャスリン][Stockett,Kathryn]
ミシシッピ州ジャクソン生まれ。アラバマ大学英語創作科を卒業後、ニューヨークで雑誌編集に携わる。アメリカ同時多発テロ後、5年の歳月をかけて執筆した『ヘルプ―心がつなぐストーリー』は多くの出版社から断られ、日の目を見るにはさらに数年を要したが、口コミで拡がり、NYタイムズのベストセラーリストに103週ランクインのロングセラーに。3年間で、デジタル版を合わせて1130万部以上を売り上げる記録的ミリオンセラーとなった。また、幼なじみの監督による同名の映画も大ヒット、数々の賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新地学@児童書病発動中

124
これは傑作。下も読み始めているが、上と同じように面白いし、物語に心を揺さぶれて、泣きそうになる。「ヘルプ」とは、裕福な白人の家事を担当する黒人の女性。1960年代のアメリカの南部では、信じられないような人種差別が横行していたことが、この本を読んで分かった。黒人と同じトイレを使ったら、病気がうつると言われていたのだ。そんな社会を必死になって生き抜く女性たちの物語だ。これを読んで、キング牧師がなぜ命を懸けて、闘ったかよく分かるようになった。人間の人格を否定するような差別は決して許されない。2017/07/05

しいたけ

104
大好きな映画の原作。「ヘルプ」とは黒人メイドのこと。アメリカ南部のこの時代の圧倒的な差別。ヘルプに育てられ、優しさと自尊心を教えられた子が、大きくなるとヘルプを蔑む歪な世界。自分を育ててくれたヘルプをいつまでも大好きでいるスキーター。彼女とヘルプ達の風穴を開ける活躍を楽しみに、いざ下巻へ。2018/02/17

roomy

32
ミス・ヒリーが嫌い!黒人と白人はまったく違う、が当たり前の中で生きているとこんな女性になるのかな。ヘルプとして子供の面倒や食事の支度をさせるくせにトイレは別じゃないとだめっていうのが理解できなかった。2015/02/23

NAO

31
『青い眼がほしい』を読んだあと、気になっていたこの本も読むことに。60年代のアメリカ南部。秘かに作家になりたいと考えている白人女性スキーターと、書くことが大好きなメイドのエイビリーンの二人が始めたことが、小さな人種差別の町ジャクソンを大きく揺るがしていく。互いに見栄を張り合っている白人のレィディたちは、すべての家事と育児をヘルプに任せておきながら、ヘルプを激しく差別している。冷静な視線で見ればどう考えてもおかしなことなのに、アメリカ南部という独特な場所では正当とみなされてしまうという恐ろしさ。2015/09/17

クボタ

24
ケネディ大統領時代のアメリカ南部の物語。差別的な場所で暮らす黒人ヘルプの生活がよく分かる物語だ。白人の雇い主に逆らわないで生活をしなければならなかった時代がわずか50年程前のアメリカにあった。映画化されておりそれを見て本を探した。考えさせられる小説だが読みやすく下巻が楽しみ。2015/06/09

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