出版社内容情報
え? 待って……。ヒクほど怖い!
怪談好きの10人の書き手による、こわ~いお話、50連発!
てのひら怪談──それは、てのひらにおさまるほど小さな小さな物語。すべて800字以内で書かれた、こわい話やふしぎな話のこと。短いから、あっというまに読みおわる。でも、油断しちゃだめだよ。幽霊やのろいの話、学校でおこった事件、聞いたこともないような変わった話……どれも本当におそろしいんだ。さあ、勇気を出して、ページをめくってみて。すぐ読めて、ガチで怖いと話題のシリーズ、第二弾!
内容説明
てのひら怪談。それは、てのひらにおさまるほど小さい物語のことだ。幽霊を見た人の話や、異次元に迷いこんでしまう話。都市伝説やおまじないの話もある。800字以内で書かれた物語には、きみの知らない世界が広がっている。もしかしたら、読んでいてページを閉じたくなるかもしれないね。ふふっ。勇気を出して、ページをめくってごらん―。小学校中学年から。
著者等紹介
朝宮運河[アサミヤウンガ]
怪奇幻想ライター・書評家。北海道出身。世界のこわい話・ふしぎな話を研究し、その魅力を伝えるのがライフワーク。『家が呼ぶ』(ちくま文庫)、『再生』(角川ホラー文庫)などのホラーアンソロジーも編纂している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
有機物ちゃん
17
平山夢明さん参加との事で楽しみにしてたガチホラーアンソロ第2弾!「ウン神」「他人事」のような汚物とモラルの無さを児童向けでも表現できるもんだなと感心した(笑)「どろんこんこ」「イエアナ」平山さんって感じで良かった。他にも蒼月海里さんの「どうしてはいらないの」「絶対にイヤ」朱雀門出「悪魔の一種」小林丸々「五十音」織守きょうや「亮ちゃん」阿泉来堂「カガミ男」が好き。切なかったり容赦ない様々な怖さが詰め込まれてるので子どもたちが怖さを通して自分の中のいろいろな感情や感覚に出会える良書だと思う。楽しかった~!2023/02/02
マツユキ
16
児童書からてのひら怪談第2作目。よく読む朱雀門出さん、田辺青蛙さんも参加なので、読まねば!執筆陣は、他に、蒼月海里、阿泉来堂、石川宏千花、織守きょうや、小林丸々、針とら、平山夢明、緑川聖司の十人が参加。いやあ!!な怖い話の中でも、なるほど!とか、恋愛、ユニークな話もあり、メリハリがありました。この本で初めて知った小林丸々さん、面白かったです。2023/01/21
イカまりこ
5
ちょっと期待はずれだった。児童書じゃなく有名な作家さんもいたけど、怖さはマイルドだし、結末読んでも、ふーん。って話が多かった。児童書だから約束破っちゃいけない教訓系でもいい。もう少しキラッとくるものが欲しかった。前作の方が好みだったかも。2023/05/26
dotkawahagi_bk@だいたいホラー小説しか読まない
4
様々な形で出版されている長寿シリーズてのひら怪談。児童書レーベルから出たこちらも容赦なくこわくて面白い。個人的には前の巻よりこちらの巻の方が好きな話が多かった。800文字でゾワッと怖い気持ちになれるお手軽な怪談本である。2023/03/07
くろばーちゃん
4
すごい。子ども向けだからと油断はできないこわさとおもしろさ。以前、このシリーズのてのひら怪談①を買って積んであるのだが、気まぐれでこちらを先に読んでしまった。短いのにすごいな。私の職場の図書室でもこわい本は人気。来年度はこのシリーズを入れてもらおう。2023/01/22