内容説明
憎き暴力夫の死で、ゴルディは心おきなくケータリングに精を出す日々。再婚した夫トムと息子アーチに囲まれ、最近は、法律事務所の依頼で、朝食と特別な顧客のための軽食を用意していた。今夜も若き隣人で事務所のパラリーガル(弁護士補助員)をめざしているダスティに頼まれ、事務所に入ったとたん、何かにつまずいてしまった。誰かのいたずら?けれど、それはダスティの死体だった…。
著者等紹介
デヴィッドソン,ダイアン[デヴィッドソン,ダイアン][Davidson,Diane Mott]
ハワイ州ホノルル生まれ。海軍の父親の任務のため、十代はアメリカ各地を転々と暮らす。1976年ジョンズ・ホプキンス大学で文学修士号を取得。教職につくかたわらボランティア活動を続けていたが、1982年長い間の夢だった小説を書き始める。デビュー作の『クッキング・ママは名探偵』は素人探偵ゴルディの活躍、随所に盛り込まれた料理のレシピで大好評を博した。1969年に結婚し、小説の舞台と同じコロラド州に住んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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むらさきめがね
16
冒頭のゴルディが死体に遭遇するシーンで半分は読み終えたようなもの。それくらい作者が「つかみ」にかける意気込みは並ではない。たぶん。実はお気に入りのシリーズなので、最終作まで読みたいけどもったいなくて手がつけられないジレンマに苛まれております。シリーズものあるある?2017/03/12
はるき
8
人生のつまずきなど、ゴルディにとっては些細なこと。人情家で激情家の彼女は近しい人の悲惨な死から目をそらさない。今回も強引な捜査なんだが、黙ってたら面白くない。アーチと異母兄弟の関係もまずまずで、家族関係は良好。それが救いかな。2015/10/01
朱音
1
おなじみアスペンメドウのケータラー、ゴルディがまた事件に巻き込まれる。13冊目ともなるとメンバーもおなじみなので安定感はある。間に挟まれる料理のレシピが最後に載ってるのだが、結局作らないんだよな2009/02/12
みかん
0
再読2015/10/16
yonakaAki
0
一般女性が事件を解決していく。読んでいる時に、アメリカの生活を体験出来る。原本で読んだ! Dark Tort (2006) 料理のレシピも興味深い。2013/04/16