内容説明
ホームズとメアリは自宅に思いがけない客を迎えた。前作『エルサレムへの道』のパレスチナで、二人に協力して密偵として活躍したアリーだ。実は彼はイギリスの貴族で、同じ密偵だった一族のマフムードことマーシュ卿の苦境を助けてほしいと言う。二人はさっそくマーシュ卿の住むジャスティス・ホールを訪ねる。年代を経た壮麗な屋敷で、マーシュ卿は兄のボーヴィル公爵家の悲劇を語りだした…。殺人?陰謀?名門貴族の館を揺るがす悲劇。ホームズとメアリの捜査が暴いた真実は。
著者等紹介
キング,ローリー・R.[キング,ローリーR.][King,Laurie R.]
1952年サンフランシスコ生まれ。宗教学の名誉博士号を持つ。サンフランシスコ市警の女性捜査官ケイト・マーティネリを主人公にしたシリーズ第1作『捜査官ケイト』でMWA(アメリカ探偵作家クラブ)とCWA(英国推理作家協会)の最優秀新人賞をダブル受賞。シャーロック・ホームズの愛弟子で、後に妻となったメアリ・ラッセルのシリーズ2作目の『シャーロック・ホームズの愛弟子 女たちの闇』でネロ・ウルフ賞を受賞している。また前の二つのシリーズとは別に、新境地を示した小説『奥津城(おくつき)』がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Natsumi
2
駅前図書館
おーね
2
英国の貴族の大変さを感じる。色々な決まりごとが多すぎない??でもそれは何処でも一緒か。謎ときとかはそれほどワクワクできなくて残念ではありました。2014/02/14
けいちか
0
パスティーシュものの愛弟子シリーズ第六弾。前作の「エルサレムへの道」でホームズとラッセルと一緒に行動していた謎のパレスチナ人2人の謎が解き明かされる?第一次世界大戦と第二次世界大戦の間のイギリスの貴族階級の不思議が垣間見れます。これはこれで面白かったけど、そろそろ疲れてきたかも。しばらくはこのシリーズから離れて、お休みしてみたいと思います。2007/12/09
punto
0
追記。2007/03/17
sohara
0
英国貴族が世襲財産をまだかろうじて保っていた時代の生活ぶりが描かれていて、このシリーズの中では一番引き込まれたかも。第一次大戦では、オクスフォード大学やケンブリッジ大学の学生や卒業生が本当にたくさん戦死したため、跡継ぎを失った貴族が多かったとか・・・。次作に備え、「少年キム」をまずは読む予定。2012/03/12
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