内容説明
六年ぶりにベル・テール(美しき大地)と呼ばれる屋敷の前に立ち、スカイラーはこの家を守りたいと思った。心臓疾患で倒れた養父コットン。彼女と同じコットンの養女トリシアとその夫ケン。そして、森に住む野性的な男キャッシュ。彼の母親のモニークはコットンの愛人だった。一度は捨てた濃密な人間関係が一気に押し寄せてきた…。アメリカ南部を熟知した著者が描く壮大な愛のドラマ。
著者等紹介
ブラウン,サンドラ[ブラウン,サンドラ][Brown,Sandra]
1948年テキサス州に生まれる。モデル、女優、テレビのリポーターをつとめた後、小さい頃からの夢だった作家に転身。次々とベストセラー小説を発表。これまで彼女の小説は7000万人の読者に愛され、30か国以上で翻訳出版されている。『ニューヨーク・タイムズ』のベストセラー・リストの常連(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
21
1988年出版。ルイジアナのねっとりとした空気がすごく感じられる話です。養父が倒れ、辛い思い出しかない小さな町へロンドンから戻った美女が主人公です。自分勝手な妹夫妻、娼婦に身を落とし虐待されている親友、影のように彼女に付きまとう男子ー謎めいた登場人物たちの描写がすごくて、あっという間に読み終わってしまった。彼女の周囲に蠢く悪意が徐々に明確になってきたところで下巻へ。2018/09/29
チョコミント
0
風と共に去りぬのタラの様な南部の田舎街の美しい田園が舞台。危険な男キャッッシュッがミステリアスでドSでかっこよかった。ヒロインの奮闘がサンドラさんのお箱なのだけど、今作も頑張るヒロインが健気でよかった★4つマイナス一は表紙2013/10/26
くろうさぎ
0
人間関係がちょっと複雑かな・・・。2008/05/28