内容説明
障害を抱えた子供に降りかかる数々の苦悩。同情の裏に隠された周囲の偏見。しかし息子は、自らの宿命から生まれ変わるべく、絶望の淵から立ち上がる。障害を抱えたわが子という現実に、親はいかにして直面すればいいのか。親と子の本当の絆とは何か。障害のある息子をもった作者自身の経験をもとに、家族愛、そして生きることの意味を問いかける。現代イタリアを代表する作家の最高傑作。
著者等紹介
ポンティッジャ,ジュゼッペ[ポンティッジャ,ジュゼッペ][Pontiggia,Giuseppe]
1934年、北イタリアのロンバルディア州コモに生まれる。1959年La morte in bancaでデビューし、1989年にはLa grande seraがイタリア文学最高の賞、ストレーガ賞を受賞。その後、数多くの文学賞に輝き、現代イタリアを代表する作家のひとりとの評価を得た。2003年6月逝去
今村明美[イマムラアケミ]
1950年東京生まれ。学習院女子短期大学英文科、米モンマスカレッジ英文科卒業。イタリア滞在、イタリア中央銀行東京駐在事務所勤務を経て、現在英語・イタリア語の通訳・翻訳・コーディネーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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