集英社文庫
殺しの迷路

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  • サイズ 文庫判/ページ数 673p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087604689
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ハレ

10
マクダーミド、ここでも残虐な連続殺人事件を書いているが、私はこの犯人が幼い頃に祖父から受けた壮絶な虐待のほうに震撼する。この祖父も子供の頃にナチスから拷問されている。拷問、虐待の連鎖にゾッとする。久しぶりのキャロルとトニー、中々結ばれないもどかしさ。もったい付けます。それにしてもほんの数分しか会っていないのに、二人の感情を見抜くトニーの恋人フランシスの勘の良さよ!追い出されたトニーの解放感はわかるけど、フランシス可哀想だね。ラストはひねりが足りないような気がするけど盛りだくさんの600頁超え面白かった。 2024/09/28

nori

7
殺しのシリーズ私にとっては4冊目。キャロル刑事と心理分析官トニーとの微妙な関係。過去の事件がトニーに与えたダメージの大きさ、酷さが、今更乍らに明かされた。辛すぎる。しかし事件現場を離れ穏やかな大学教授の生活に充足感は得られない。プロファイラーはトニーにとって天性の仕事だったのだ。、舞台はオランダからドイツイギリスEU諸国に跨る正に 迷路。犯人の行動も、その経緯も迷路を行きつ戻りつ。凄いぞマクダーミド❗️唯、殺しの儀式・殺しの仮面 の衝撃が強すぎて。🌟は4つ半…早くキャロルとの距離を縮めろよぉ〜トニー❣️2024/09/11

Yoko

5
シリーズ3作目。トニーのプロファイルとキャロルの天性の勘とやらがあまりにビシバシ当たるのがそろそろ御都合主義的にも感じますが‥‥‥。それにトニー以外の男性が全く活躍しないのも徹底されてますな。今作では犯罪に至る心の闇を形作る部分の描写が丁寧だった分、エンディングの呆気なさにはびっくり。やはりトニー&キャロルのじれったく遠回りな恋愛を描くことに重きが置かれていたような思いました。2014/06/06

昌子♪♪

1
相変わらず分厚い!前中半と面白かったけど、後半が意外なほどに呆気ない!?説明が足りないと感じる部分も…。2014/09/14

わたなべよしお

1
 トニー&キャロルシリーズ3作目で、個人的には前2作より劣るかなと思いますが、それでも楽しめました。前作のレビューで「英国で連続殺人がそれほど多発する?」という意味をことを書きましたが、舞台はドイツ、オランダに移りました。やっぱりそうだよねぇ。トニーとキャロルの仲にも少し進展があったけど、それがピンチを呼ぶのはストーリー展開としてはどうかなと感じました。2013/05/05

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