内容説明
ケイトとホーキンの人気刑事コンビが帰ってきた。―試練を乗り越え、再び捜査に復帰したケイト。だが早くも難問が待ち構えていた。ホームレスの男が殺され、容疑者を捕まえたものの、彼は「自分の言葉を喋らない」道化だった。彼の引用する言葉を解いているうちに、またもや同じホームレスの犠牲者が出る。もうケイトとホーキンには一刻の猶予もなかったが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鐵太郎
6
ケイトとリーの家に、ジョン・サンプソンという青年が入り込みます。元はリーのクライアントだったのですが、今は「ハウスボーイ」として家の管理や食事を作ったり、ケイトが不在の時リーの世話をするようになりました。 このジョンが、おねえ言葉で話します。ゲイ、という役どころらしい。 ケイトとリーの家庭で、なんとなくうまくはまって役立つ家族になりそうな感じ。彼とケイトの努力で、精神的にどん底だったリーがだんだん活力を取り戻していくようです。今後この三人がどうやって生活していくのか、ちょっと楽しみです。2010/06/18
朱音
2
後の話に出てくる人物が初登場だったり、リーの怪我の具合が(あるいは精神状態が)…と、順番に読んでないからのイライラ感はあるものの、やっぱりいい。今回は「エラスムス」という人がどうもつかみどころがなくって…宗教的素養がないからかな。外国の本を読むときは時々そういうことがある。キリスト教の知識が足りなくてわからないこととか。…それを割り引いても、読めて良かったと思える本。2002/02/15
じょじょ
1
私は無宗教だから 聖書の言葉や色んな引用がわからなかったし 全然興味もわかなかったから その部分は正直つまらなかったし 飛ばし読みしたけど 全体的な内容は面白かった。続きに期待。2017/09/14
けいちか
1
捜査官ケイトシリーズ第二弾。第一作の中でも気になっていた部分だった、ケイトとリーのレズビアン関係だが、この作品ではそこまで気にならず、相手が異性でもいろいろな問題を抱えるから、あまり気にし過ぎてもしょうがないのかも、と思うようになった。前作の最後でケイトのパートナーであるアルが一目ぼれした相手とうまくやっているようで良かった。作品自体は「愚者」(フール)という存在が日本のキリスト教を齧ったことのない人にとっては難解だが、それ以外は人間の質を見極めて、きわめて人情的な関係で事件を解決した典型だといえる。2010/01/07
M
0
百合、良。単行本で読む。同棲カップル2017/10/17
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