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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真香@ゆるゆるペース
144
再読。70年代に活躍した山口百恵さんは引退後は専業主婦、現在はキルト作家へ。百恵さんは私が生まれた年に引退されたのでリアルで観られなかったが、当時の映像から美しいメロディの曲や十代らしからぬ神々しい雰囲気に魅了される。本書は百恵さんが引退&結婚直前の21歳の時に書かれた手記で、出生・家族・恋愛・初体験のことが赤裸々に綴られている。その若さで書かれたとは思えない文章力の高さと思慮深さに「達観」「老成」という言葉が思い浮かんだ。芸能人の中でも別格の存在なのに地に足のついた考え方の持ち主で、いろんな部分で共感。2020/07/06
Aya Murakami
142
ふゆイチ2019-2020 愛の嵐…。高校三年生の夏頃に買ったゴールデンベストに入っていました。本書を読んで改めて聴いてみると嫉妬に狂った女が修羅の道へと突き進んでいく情景が目に浮かびました。そんな怖い曲ですがこの曲で著者山口百恵さんは「自分の中にもそんな醜い感情がうごめいていた」と認識してしまったそうです。予期せぬ出来事で自分の意外な内面を突き付けられる瞬間って一般人芸能人限らずだれでもあるのだと思いました。2019/12/27
kaizen@名古屋de朝活読書会
138
山口百恵の愛好者だった頃、蒼い時が出たが読む気はしなかった。事実が書いてあるのだろうが、影筆者がいて文章化したのだろうと思った。実際に読んでみても、現実味がやや薄められているのは、家族に関する言及があるからかもしれない。直接話法、具体的に投げかけた言葉を再現すると、過剰になるからかもしれない。時間が空いて読んでみると、可能性が見えて来る。ナツイチ2013/08/14
mazda
45
生い立ちから引退までの半生を、ゴーストライターではなく本人が記したという、当時としては画期的な1冊です。これを書いた百恵さんもすごいですが、書かせた残間さんもすごいと思います。人気、実力ともにそろったトップアイドルが、絶頂期に引退するんだから、今では想像もできないことです。単なるアイドルという枠を超えて、一人の人間として尊敬している方です。2014/01/01
扉のこちら側
43
単行本で初読、文庫で再読。2014年1067冊め。若干21歳でこれだけ内容の濃い自叙伝を出せるのが凄い。2014/11/14