内容説明
本当のモンローは、どんな女性だったのか。〈私〉はそれを探しに、アメリカに行き、マリリンのそっくりさん女優とひと夏を過ごした。そこで見たものは、アメリカの翳り、自分を見失った人々だった。モンローの男のための女らしさは、作りものであり、現代女性の悩みでもあった。一人の女性として、モンローを愛情こめて描いた長編小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いたろう
60
女性カメラマンの「わたし」、江木麻子が、アメリカの田舎町で、マリリン・モンローのそっくりさん女優のジェーンと過ごした、ある夏の1週間。マリリン・モンローとは、どのような存在だったのか。本名ノーマ・ジーンは、妖艶な肉体美を誇示する一方で、幼さと愚かさを装って、男性に媚びを売るモンローを演じて、必死に生きていたのか。そして、ジェーンもまた、私生活からモンローを演じて、自分をモンローだと思うに至ったのか。ジェーンの中にモンローではない、ジェーン自身を見ようとする麻子は、自分自身の内面を探っていたのかもしれない。2024/08/28
金吾
21
×ノンフィクションだと思って購入しましたので、少し残念な結果になりました。2024/11/27
どどこ
2
主人公があまり好きになれなかった。。単純に好みの問題だと思う。 でも、マリリンモンローが大好きなので割と一気に読めました。2013/06/23